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広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
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プロフィール
HN:
けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
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11月22~24の3連休は、奥さんが里帰りする用が有るとの事で
犬達の世話を仰せつかった為 キャンプは不可。
なので22日(土曜)はスクーターに関する宿題、
つまり「プーリーのウェイトを6g×6に変更」して変化をチェック。
さらに23日(日かつ祝)に日帰りで、今年海路で巡った島々の内、
陸路でお浚いし切れてなかった 高根島、岩城島、生名島、佐島、弓削島の
5島を回る事で、海路の跡を辿る陸路巡りを完全制覇してきました。

まず22日のウェイト交換です。
結論から言えば、交換後の方が ずっと善い感じです。
出だしは気持ち鈍ったようですが、加速の谷は感じなく無くなりましたし、
明らかに最高速は伸びました。
具体的にはこれまで60kmまで切ってあるメーターを振り切れるのは
下り勾配の道だけだったのが、平地でも達するようになりましたから。
実際に交通量の多い国道を走っても、更なる余裕を持てる様になりました。
と言う事は ウェブの情報以上に、パーツ屋さんの出した答えを、
すなわち用意されていた純正重量を、重視しなくちゃでしたね 反省です。

さて23日のデイツアーです。
犬に食事を与えてから30分ほど散歩、帰ってきて用便を済まさせます。
そして娘と一緒に近所のマクドでブレックファストを久々に食します。
この後 娘は近所のスタバで友人と勉強との事なので、僕は島に出発です。

プランはR2を使って最短距離の陸路で、自宅から生口島まで渡ります、
今回に関しては ここまでの行程は単なる移動なので趣向は特に無しです。
生口島を反時計回りに高根島に向かい 高根島を反時計回りに1周し、
高根島から戻ったら 来た道を時計回りに戻り 途中で右折し
生口島を縦断して直ぐのフェリー乗り場から 岩城島行きに乗船。
岩城島では反時計回りに ランドマークにしている菰隠温泉のホテルを見て、
キャンプ出来そうな海水浴場をスカウト後 、岩城島物産センターで昼食後、
さらに反時計回りで走り因島行きフェリーに乗船。
因島でフェリーを降りたら500m先の別の埠頭から
生名島行きフェリーに乗り、生名島→佐島→弓削島→佐島→生名島と回り、
弓削島でコーヒーを飲み 生名島の「サウンド波間田」でウクレレを弾き、
フェリーで因島に戻ったら、真っ直ぐ帰途に着く。
自宅で土産を降ろした後、新幹線で帰ってくる奥さんを
在来線の最寄の駅まで迎えに行く…こんな感じの全行程でした。

そんなでACTです。
なんだか最近通い慣れ感も覚えだした生口島までの道ですが、
今回は交通量は少なく、信号にもほぼ掛からず 非常に快適な道中です。
生口島を反時計回りに半周して、本日の最初の訪問地 高根島に
例の黄色い橋を渡って足を踏み入れます。
自宅を出たのが8時過ぎ、予定では1時間40分ほど掛かる筈の距離、
時計を見ると…9時10分 ほぼ1時間で到着です、出だし好調。
下の右の写真は、橋を渡りきった場所から見た生口島の風景ですが、
尾道とも鞆とも また違った鄙びた味わいのある港町の風景に思えます。

ざっと1周して終わろう」「時間配分は…30分?」ってな感じで
当初のプランでは高根島は結構ぞんざいな扱いだったのですが、
結局2時間近く過ごしちゃいました。
その理由は、島の周回道路の一部になっているトンネルが拡幅工事中で
通行止めだった為 結局2周分の距離を走ったって事も有るのですが、
それだけじゃないんですね、長居したくなる島だったんです。
何にも無い島です、店も 特徴も 観光資源も ホント可哀想な位なにも。
でもですよ 島の見せるフっとした表情が、素晴らしく鮮烈なんです。
海っぷちにまで広がる たわわに実を付けた蜜柑畑と雑木林、
そして遠景の島、紅葉した雑木の山の麓に広がる蜜柑畑…
「こ れ が 瀬戸内だっ!」って僕の中でのイメージが
具現化された場所って感じなんですね この島は。

で 下の写真は、時計回りの行き止まり(海の向こうは見晴らし温泉)
&時計回りの行き止まり&TVで確かベッキーが紹介していた
春には一面の桜となるらしい山です、その頃に また来たいなあ。

で 反時計回りの道中「The 100th anniversary neverland」ってGateが。
なんじゃこりゃ?マイコーがらみの施設でつか? と調べてみたら、
福山の赤坂に有る、神原病院の福利厚生施設だとか…
http://blogs.yahoo.co.jp/kanbara_hospital/4563785.html
だれが付けた施設名かは知りませんし、そのセンスは微妙な気がしますが
立地の選択眼は ”おぬし ナカナカ…” なように思えます。
 
黄色い橋 こと 高根大橋の位置は生口島の11時も方向になりますので
4時の方向に位置する、岩城島へのフェリー乗り場に最短距離で行くには
生口島を縦断するのが正解になります。
いざ走ってみると 整備こそしっかりされていますが中々峻険な道です、
調べてみると標高400mクラスの山だそうで、登りでのメーターは
ず~っと30km台で張り付いたままでした。
予定時間より5分ほど超過しましたが、元々10分余裕を見てたから…と
まあ大丈夫でしょ と、埠頭に近づくと… あっれ~!?
時間までまだ間がある筈なのに 今まさに目当ての船が出港しかけています。
「待って~」と叫びながら(高田の馬場はまだか~by 三波春夫先生みたく)
走ったお陰でか、閉じかけてたゲートを開けてくれました、ギリでセーフ。

5分700mの船旅を終えると岩城島、さっそく反時計回りに回ります。
先ずは良さ気な海水浴場を発見、トイレも傍でキャンプに便利そうです。
次に 海上でランドマークにしている「菰隠温泉 三陽倶楽部」さんに
実際はどんなですかとスカウトに行きます。
大きくは有りませんが、絶景を背に なかなか過ごし良さそうなホテルです、
犬連れもOKとの事なので 次回は3人と2匹の家族旅行も良いかも…。
そこから小学校、中学校を横目に進むと 岩城港(着いたのは小漕港)で、
ここからは遠く今治まで向う高速船が発着しています。
そして島の観光センターと、喫茶レモンハートがある場所でもありまして、
今回の目当ての一つは、昼食にココのレモンポーク丼を食す事でした。
お腹が減った と中に入ったのです が、ああっ… 
3連休で日にち感覚が狂っていました、23日は日曜で定休日…
仕方ないので芋ケンピでも買おうか が、ああっ…
お気に入りの「タムラ」が無く、あるのは僕の好みでない「吉岡」だけ…
がっくりしながら、レモンと ライムと キウイと 柚子を土産に買い込み、
桜アイス(三陽倶楽部の裏が凄い桜の名所だとか)を
ショボンとしながら食べました、でも うまかった…
ただ昼食時間として岩城島での滞在時間を90分取っていた為、
予定のままだと「長江港」発フェリーの出港時間まで60分以上
暇を持て余す事になります。
まだ行程の先も長い事だし、ただ待つのも時間が勿体ない話だしなあ と、
しかも随分お腹も空いた事だし、こうなればお茶だけをする積りだった
弓削島で昼を摂りたいから、さっさと行動しようかなあ と、
でも全フェリー乗りたいしなあ と、色々と迷った挙句
結局 小漕港に戻って先程乗ってきたフェリーを使って先を急ぐ事に。
そんなでルートを小変更し、生口島に引き返して 陸路で因島に向かいます。
 
 

ところで生口島のフェリー乗り場から 生口大橋までの街路樹が
中々洒落てるんです。
レモンの木と 赤い実を付ける木が 交互に植えてあってとても可愛い。
南天かな?と思って調べてみると「ななかまど」って木だそうな ふーん。

をを 綺麗だ と言いながら、橋を渡って因島に戻ります。
土生港でフェリーのチケットを買って、生名島行きの便を待ちます。
フェリーからは結構な台数の車両が降り、また乗り込んでいきます。
そこそこ人口がいる島々なのに橋が架かっていないとこうなんですなあ、
って事は架かる前はフェリー会社は潤っていたんでしょうねえ…
 
生名島に降り立ったのですが、橋まではどうと言う事もない島景色。
そして乗った 生名橋(大橋ではないんですな)は1車線、
なにこれ ほそっ!って感じですが 景色は素晴らしかったです。
渡りきると佐島、振り返るとJMUに停泊修理中の海自の軍艦が真正面。

そのまま佐島を一回り、これまた何もない けど 豊かな感じの島です。
残念ながら島の南部は行き止まりだらけで周回できるのはごく一部でした。
ゆっくりしたかったのですが空腹に耐えかねて、弓削大橋に向かいます、
なおH型の橋が生名橋、Å型の橋が弓削大橋です。


弓削島は結構大きな島で、しかも商業施設も充実しています。
さて先ずは腹拵えと、島役場の前の複合テナントに向かいます。
「大黒丸」さんって魚が美味いと評判の店の海鮮丼が目当てだったのですが
前まで行ってみると… あれ?閉まっている。
そこでマーケットでカボスとレモンを買ってレジのオバチャンに
「大黒丸さんってソコでしょ?今日は休みですかねえ?」と尋ねたところ
店の御主人が足を痛めている為だとかで、暫くは夜の営業のみだとの事。
大三島と言い弓削島と言い、どうも海鮮モノに縁がないですなあ、残念!
なので近くの「島 de Cafe」って、島興しの一環で営業されているお店に。
いかにも地元食材で作ったんだよって感じの「菜摘みランチ」を頼みました、
店内に張ってある写真を見ると、ベッキーもコレを食べたようです。
真ん中がレモンポークのソテー、12時の方向から時計回りに、
サラダ、膾、挽肉と野草の煮物、ヒジキの煮物、小鯛のマリネ、
切干大根の和え物、白和えみたいなモノ、こんな感じです。
盛り沢山で 目には楽しいプレートでした、お値段は1200円。
お味は… 正直言って 酸っぱい味付けが多すぎ。
鯛のマリネがメインなら「塩辛い」「甘い」「苦い」「香辛料辛い」等
味のバリエーションをサイドに組み込むべきだよなあ と思うんです。
場所の力だけで勝手にお客さんが来てくれる観光地でない限り
千円以上のランチでリピーターを呼ぶ為には、そう言った配慮が必要では?
少なくとも僕は「もう いいかな」でした、ベッキーはどうなんだろう。

空腹も満たされたので 時計回りに島を一周します。
やはりこの島でも周回道路では端までは行けません。
北端は久司浦から、少し奥まで行ってみます、遠くに松永の町が見えます。
引き返して周回道路に戻り、島の3時の方向から沖を眺めると
まだカヤックで行けていない豊島、高井神島、魚島、江ノ島の4島が
連なって見えます、あそこにも いつか行きたいものです。
 
更に走って5時の方向に行くと、弓削高専のすぐ傍に松原海水浴場が現れます。
中々良さ気なキャンプ地です、ここでも一度キャンプしたいなあ。
そしてやはり同様に周回道路では南端まで行けないので、
行き止まり道に入って防波堤の影からパチリ、写っている島陰は佐島です。
いよいよ日が傾き始めたので帰路に着きます、写真は生名橋からの赤穂根島です。
カヤックだと「日が沈んじゃう~」と、かなり焦るのですが、
コッチが夜道に慣れているからか、バイクではその辺りが気楽ですね。


日は傾きつつあるものの 生名島に降り立って時計を見ると、まだ時間が有ります。
なので今回の最後のチャレンジを実行すべく北に向かいます。
それは北端にある「『サウンド波間田』のステージでウクレレで絶叫する」です。
橋を渡り終えて時計回りに走り、絶叫の前にスポレク公園の前の浜をスカウト。
野球場のトイレや水道を借りるには 結構坂を上がらなくっちゃでしたが、
キャンプは非常にやり易そうです、人も釣り人以外はほぼ通らないですしね。
そこから更に車海老の養殖場を横目に過ぎて目的地に向います、
と言っても小さな島ですから 時間的には10分もかからない程度の距離ですが。
現地到着… あらキャンプ客さんがいるようです、これじゃダメか と思いきや
彼らは釣りをしています、シメシメこれで 彼らの迷惑にはなりません。
ホントはステージ使用は有料なのですが、管理人さんはいません シメシメ。
っていうか、おそらく有料になるのは何かのイベントに使うって場合の話で
今回みたく個人が ちょっとした気の迷いで上がる位は無料でいいんじゃね?と
手前勝手に解釈して5曲ほど叫びます、スピッツとか、テレサテンとか。
「でーきーなーいいー」っと叫び終わった時点で釣り人達が戻ってきました、
タイミング良過ぎ ひょっとして歌い終わるのを待ってた?って位です。
ウクレレを片付け終わって時計を見ると 船の時間が迫っています、
今回はコレが多いですなあ、これまたギリギリセーフで16時20分の便に。

さて奥さんが地元駅に着くまでに、車を出さなくっちゃなのですが、
福山駅に17時47分着の新幹線なのでこれまたギリギリ、今回はry.。
1時間20分で自宅に到着、生ものの土産を冷蔵庫に入れ終わった時点で
「ローカル線にのったよ」と奥さんから着信、これまたギリry.。
最初から最後までタイトロープなタイムスケジュールでしたが、
そんな所も含めて、何だか結構良い感じで一日遊べました。
いや 今回も楽しかったです。
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目覚ましと同時に6時に目覚めます、日の出は40分なので
まだ薄暗い外に這い出し、とても綺麗にしてあって
無料で使うのが申し訳ないくらいのトイレを借りに行きます。

昨夜は就寝時はアルコールのお陰で体温が上がっていたのですが
酔いが覚めたらしい深夜1時過ぎ位に寒くて目が覚めました。
オーバーズボンを履いて、コートをシュラフの上から被る事で
体温の拡散は防げそうですが、芯が冷えているようで寝付けません。
ここで残しておいた赤飯を燃料に投入、15分位で体が温まってきます。
うとうとし出すと今度は浜風が結構強く吹き出します。
フライのバタ付きが喧しい程でしたから、
サイトでのペグ打ちを諦めて、砂浜に移動していたら倒壊していたかも
思わぬ用途でスコップが役に立ってくれて助かりました。
あれだけ深く刺さっているから大丈夫でしょ と、呑気に眠りの中へ…
そんなでトイレの帰りに、さあ大丈夫でしたか と
テントの周りを1周してチェックすると…結構ペグは浮いていました。
次回はハンマーで と 自戒は浜で と、柑橘の島だけにライムで反省。

例によって朝食はパンですが、冷たいモノを口に入れるには
気が進まない寒い朝だったので、湯を沸かすクッカーの上で温めます。
これが思いの外いい感じになりました、季節を問わず次回からはルーチンですな。
約35km先の岡村港から9時15分発の大三島の時計で言えば5時の方向に有る
宗方港行きフェリーに乗りたいので7時30分には出発したいな でした。
余裕だろう と思っていたら、テントの撤収は速く出来ても収納に手間取ったり
パッキングはすぐに出来ても固定を再度やり直したりと、
結局予定のギリギリで出発です、タイムマネージメント 要再考ですな。


ちなみに今回のツーリングの全行程は ↑ こちら、
「赤」が15日の日中、「橙」が同夜、「緑」が16日の動線です
そして今日の前半は下蒲刈島からスタートして、とびしま海道七島を周遊します。
次の上蒲刈島に渡る蒲刈大橋はキャンプ地から3分程走ると登り口に到着しますが、
ここから全島周回道路の南側を進み、GWの航跡探訪を始めます。
気候が良い時期だからなのか「とびしま街道オレンジライド」と銘打った
ライディングイベントが行われており、途切れる事の無い自転車達の列に混ざって
結構強い横風に煽られつつ、僕も島内を走ります。
なおこれらの島々には、走っている最中に目を楽しませてくれる様な
「見所」と言う程のものは特には有りません。
あえて挙げるとしたら、大崎下島の御手洗地区での古い漁師町っぽいモノの
町並み保存に努めている位ですか。
でもそんなのは ずっと由緒も有り歴史も長いものが竹原にも鞆にも有ります。
それよりも多美島を背景に、山肌に張り付くようにして営まれている
蜜柑等の段々畑の風景こそが、ここでしか見られない貴重なモノのように思えます、
もっともそれで観光地として勝負していくのは、作戦が難しいのでしょうが…。
 
そしてこんな所にまでYellow Brick Roadならぬ、青いペイントが… 
でも島内は一本道ですから、この表示が無くても行き先には迷わないのでは?

なお右の地図の赤い線&青い〇と◇はPC上で僕が書き込んだもので、
赤が進んだ経路、青〇がキャンプ地、青◇がゴールです、約40kmの行程。
GWの時はこの地図のホント右端、岡村島の東岸を北上して竹原に帰りました。

いよいよ最後の島、岡村島に入って暫く進むと、昔のフェリー乗り場でしょうか?
使われて無さ気な乗船待合所が… 
いやいや、実はこれが目当ての乗り場だったりしたらコトだから と調べます、
… 返事が無い、ただの屍のようだ。
ただその建屋の横に柑橘類の無人販売が設置されており、
瑞々しい檸檬が9個も入ってて200円(普通4個300円位でしょうね)と、
福山では考えられない値段で置いてあったので思わず買って帰りました。
帰宅後輪切りにしてソーダ水に浮かべてみると… 
ええっ?檸檬ってこんなに鮮烈な香りがするものだっけ!?と ビックリ。
サンキストとは全く違います、こんな事ならライムも買えばよかったなあ。
次の機会にはもうちっと買って帰って 患者さんにもお分けしようっと。
そんな檸檬の底力も知らずにさらに10分足らず走って、
今回の前半戦のゴール、岡村港に計算より早い 8時45分に到着。

券売機でチケットを買って、缶コーヒーで暖を取りながら待つこと暫し、
なかなか大きなフェリーがやって来ました。
僕の他には、乗用車2台、自転車1台が今回の乗り合い客達のようです、
その内の名古屋ナンバーの熟年カップルに見覚えが… だれだっけ?
うーん思い出せない、患者さん?と首を捻る内に搭乗を促されます。
僕のスクーターは荷物満載過ぎて不安定との事で、
乗員さんに「自身で転倒しないように番をして頂いても良いですか?」と。
「あー 全然問題ないっすよ~ デッキの方が潮風にも当たれるしね~」
俺ってナイスガイ。
出港すると 正面に前回のキャンプ地である大浜公園が見えます。

その後GWにランドマークになってくれた大崎上島の清風館を見ながら
大下島の西岸を北上し北端に至るとソコで右折、
右舷にいた僕の正面に来島大橋を見ながら間も無く宗方港に到着します。
進む方向をナビで確認して、さあ行くか と振り返ると
先程走り抜けた とびしま海道が連なって見えます。


さてタイムテーブル的には「大漁」さんの予約ノートに記名に行くのが最初です、
つまりは真ん前の大山積神社を目指して走る事になります。
その道中に「伊東豊雄ミュージアム」と「ところミュージアム」が有ったので
覗いてみました、ホントは前回チェックを入れる予定でしたからね、
でもやっぱ判んないですコノ手のゲージツって… 。
やっぱり僕には神社仏閣の方が分かりやすくて楽しめます、保守的ですまん。
 
そんなで宗方に着いたのが9時40分、そこから大漁さんまで
約20分掛かったので時計は10時を回っています。
11時30分からの開店だと言うのに前で待っている人もいます、
おや?フェリーで見かけた熟年カップルの姿も見えますね。
僕も と、名前を書くと… 何じゃこりゃ!?
40人キャパの店なのに、既に最初の3グループでキャパオーバーです。
僕は25番目、順当に考えれば4回転目のグループになりますから
大体2~3時間待ちってところでしょうか、一気に気が削がれました。
嫌味な言い方ですが、この店は海傍立地ではありますが
「魚を安く食させる食堂」なだけで(ハマチ、サーモン、鮪ですからね…)、
「地魚が食べられる」事を売りにしている訳では無いですから、
僕的には、どうしてもココでないと!って拘りは 無いのですね。
そんなで1時間程度ならOKですが、それ以上待つのは時間が惜しいです。
なので自分の中で「開店時間までの1時間半で島の北半分の探訪をする」
「開店時間に戻ってきて大きなキャンセルが出ていれば食事をする」
「待ちがそのままなら、今回は残念でしたにしよう」と折り合いを付けました。

まずは島を横断し、多々羅大橋の袂に来て、キャンプ場を偵察します。
悪くないキャンプ場ですが、横には按配の良さそうな砂浜も有ります。
僕的には、トイレは朝食を買うついでにコンビニで借りれるし、
カヤックツアーの際にはバーベキューをする気は無いし、
これなら浜で充分なように思います、満潮でも大丈夫そうですしね。
それともサイトの管理人さんに「営業妨害だっ!」と怒られるかな?
そして反時計回りに少し走ると、瓢箪島が鮮やかに見えます、
この先にはサンセットビーチの姿がオボロ気に見えています。

更に進むと大久野島が見えてきます。
的場海水浴場から出港した際のランドマークになる
竹原の大きな赤白煙突も見えています。
  
更に走ると大三島の北辺のキャンプ場「盛キャンプ場」が現れます。
トイレ 汚い! 雑草 ボーボー! う~ん 先程の多々羅大橋との
落差がデカ過ぎ… これでギャラは同じで御座います~ by海老市brs. 。
多分  先のサイトのサブ的な立ち居地なのでしょうがないのでしょうね。
そして木に成っている状態の檸檬 そしてその花を初めて見ました。
いやおそらく気付かずに横を通っていたのでしょうが、
この度は時間と気持ちに余裕が有った為、気付けたのでしょうね。
栽培されている方に伺うと、蜜柑と違って、年に3回も咲くのだそうです。

更に往くとカヤックで来た際に陸揚げした、B&G前の浜です。
あの時は観光から戻ってきたら浜が50cm程になっていましたっけ、
その汀だった防波堤の縁をバックに撮るぜ~! と
バイクを浜に降ろしたら、荷が重すぎて スタックしかけて… 
どうにも馬鹿は死ななきゃ の類ですな トホホ。
そのすぐ横には はっかったのっ塩っ!のCMでお馴染みの
伯方塩業さんの工場と、直営の塩湯場が。
でも時間が迫ってきたのでココへの訪問は見送り、神社前に戻ります。

さて店の前に戻ると… そう都合よくキャンセルは出ませんか そうですか。
ちなみに僕は道を挟んで反対側からシャッターを押したのですが
僕側にもほぼ同数の待ち客達が屯っていました、すごいな。
で、例の熟年カップルも 所在無げに その群れの中に佇んでらっしゃる訳です、
「どうもこの分じゃ2~3時間待たなくっちゃ ですね」と話しかけてみました。
『いやホンマですか、かなワンですねえ』…って、京都弁?
  …  ……  あっ!思い出した!!
「あの~御主人、京都のD高校の卒業生でらっしゃいます?」
『はい… そうですけど』 訝しげです。
「あのっ 御主人、昭和41年か42年生まれの学年でらっしゃいません?」
『… なんで知ってんのん??』滅茶苦茶 訝しンでいます。
「僕、40年生まれの学年で柔道部の部長してた針屋です」
『えっ針屋先輩ですか!僕 毛利らとつるンでた 小早川です』
「ををっ そうや~小早川君や~ いやすまんすまん名前が出なんだ」
『それにしても よお僕やとわからはりましたねえ』 … などと
31年ぶりに会った高校の後輩さんと旧交を叙する事が出来ました、
なんでもお子さん方が皆さん独り立ちされた記念に夫婦水入らずの旅だとの事
30分ほど立ち話をしたのですが、あまり邪魔をしても と、
「では僕はこれで」と また先程と同じ道にバイクを走らせ大三島を横断します。

多々羅大橋の大三島側のSAで昼食を…とも思いましたが、
大漁さん程ではないにしろ ここはここで行列、しかも結構お高い。
やめた~と橋を渡り、生口島も通過し、いよいよ回った海路を陸路で辿る旅の、
しまなみ海道辺縁エリアで最後の陸路になる因島の東岸を回ります。
道中空腹に耐えかねて、大漁さんで海鮮を食べ損ねた分せめて気分だけでも と、
地蔵鼻から内陸部に戻った所にある生協さんにて海鮮掻揚げ丼をGet。
どうせなら景色の良い所で と因島東岸北部を巡る「水軍スカイライン」の
休憩所で遠く百貫島を眺めつつ 「御馳走様でした」。
後は向島、R2を通って、帰路に、いや~ 今回も楽しませて頂きました。


さてハイスピードプーリーを組んだ結果の燃費動向です。
約350kmで7.24㍑の消費だったので、大体48km/㍑、
ちなみに前回の今治行きでの数字がザックリした感じで45km/㍑でした。
前回より今回の方が、岬巡り=アクセル全開で35km/hしか出ない場面が
多かった事を考えあわせれば、非常に優秀な数字ではないでしょうか?
一見「向上した動力性能」と「好転した燃費」の両立は矛盾するようですが、
おそらくエンジン側プーリーの「より外周」を使えるようになった為、
スピードが乗った巡航時に、MTで言えば「一段上のギア」に入れたのと
同じ状況になっていると考えれば、矛盾なく両立すると思われます。
いよいよ初冬を迎え、最低気温が一桁の日が普通になってきました。
仲間がいればまた別ですが、寒さにはてんで意気地なしの僕には
基本的には濡れる事が前提のカヤックツーリングに、
ノリ気が起きない時期になってきたとも言えます。
なので「プーリーの塩梅」と「サイドキャリアの具合」の検証って名目で、
この11月15&16日の週末は、
「GWにカヤックで訪れた、とびしま海道の航路を辿ること」と、
「前回のキャンプですっ飛ばしてしまった大三島をはじめ、
 まだまわれていない自分の航跡への探訪」を目的に
スクーターツーリングとキャンプを楽しんで来ました。

いつもの如く土曜の出発は13時を過ぎての話です。
今回は初めて、自作ステーを介してサイドバッグを搭載してのツアー。
やはりバッグ☓2追加の効果はテキメンで、前回の今治行きに比べて
積載時にパズルのピースを組み上げるような、頭の捻り方は一切不要です、
まあ停車時の押し歩きは非常に重いですが、これは文句を言う方が間違い。
ところが車体への固定方法が甘かったようで 出発直前のチェックで、
アチコチにガタツキが…見なおして手直しする間に時計は13時30分に。
そんなで少し時間が押しましたがまずは出発 R182を南下します。
晴天は高く絶好のツーリング日和!しかも無風だったので
今日選ぶべきはカヤックだったかな?と少し後悔、芦田川も美しく見えます。
道なりに進んで田尻を越えていくと、鞆の街が見えてきます、

西陣の裏町にも似た 小狭い道を抜け、沼隈の山を越えトンネルを抜け、
田島、百島を沖に眺めつつ、海岸線に沿って常石造船を過ぎ、
尾道花火の時の出港場所にした、浦崎の端の戸崎に到着します。

ここまでで1時間、クネクネと海岸線をトレースした割には
距離も速度も稼げた様でR2を進んだのと15分程度の違いです、意外。
さてここから対岸の歌への移動はフェリーに乗る事にします、
実は今回はいつも横目に見ていたフェリーの利用も趣旨の一つなんですね。
桟橋につくと残念 丁度出たばかり… って、あれ?戻ってきた??
このあたりは小規模経営の融通ってのを利かしてくれたようです、
とても助かりました けど ホンマにエエのん?。
向島に渡ったら、尾道大橋を使わずに そのまま真っ直ぐ西に向かい、
尾道市街側に戻るのにも、同様に渡し船を使います。
とは言え、このエリアでの渡し自体は初めてでは無いので、
今回は「趣向を変えてみようか」って事で、いつも御世話になっていた
アイスクリームで有名な「からさわ」直近の降り場に着くフェリーではなく、
JRの直近に着けてくれる会社の船を使う事にします。
たかだか渡し船に乗っただけですから、船旅ってノリでは無いのですが、
ず~っと陸路を走り続けるのとは なにやら目先が変わって、
これはこれで面白かったですな。

ここからは糸崎、三原と 交通量が多く流れの早い街中を走ります。
ここでハイスピードプーリーの有り難みが実感出来ました、
「かろうじて」ですが、流れを邪魔せずに進めました、いや有り難い!
三原の帝人の工場前を曲がり、筆影山の麓の「見晴らし温泉」を越えて、
竹原まで「エデンの海」と称されているR185の海岸線を走ります。
これまで素通りしていた竹原の町並み保存地区にも寄ってみましたが、
かなり日差しの角度が浅くなってきました、時計を見ると16時前、
ゆっくりしたい所ですが、ここはチラ見程度にして先を急ぎます。
そのままR185を進みます、この辺りはGWに一度来たと言っても
海側から陸を見ただけですから、今回の逆の視点では「見知らぬ海」です。
島影、山立が僕の知らない顔ばかりで、新鮮さと少しの不安に浸ります、
まさに一人旅の醍醐味ですなあ 私気儘にハンドル切るの。
そして路面には、例の「黄色い煉瓦」ならぬ「空色の道しるべ」が…

さてその道しるべ情報によると、安芸津大橋が近づいて来たようです。
渡って島に入ると店が無い可能性が大です、お酒と副菜を確保する為、
安芸川尻駅の傍のユメマート(ユメタウンの平屋版?)に立ち寄ります。
寒いのでビールは止めて芋焼酎のちょっと良いのと、ゲソ天を購入、
時刻は16時40分、空は夕映え、日没まで30分を切っています。
きれいっしょ?

安芸津大橋へのアクセスは非常に分かりやすくスムースに到着。
料金は50円 やすっ!そして渡った先は下蒲刈島と言う事になります。
いよいよ薄暗くなってきたので、大急ぎで泊地である梶ヶ浜に向かいます、
島の外周の1本道なので迷い様が無い分、キョロキョロしないで一直線です。
結局到着時には日没時間を過ぎておりドンドン周りは暗くなるのですが
幸いサイト内には幾つもの街灯チックな明かりが有って、
作業する手元は十分な光量が確保出来ていました。

ただうっかりしていた事に、砂浜でのキャンプならペグは手で押し込めますが
今回はまともな地面なので素手では歯が立ちません、ハンマーが必要です。
自立式ならペグ無しでも良いか ですが、今回は積載量チェックの為に
わざわざ嵩張るワンポールテントのmini200を選んで持ってきましたから
ペグ無しではどうにもなりません。
さあどうしよう?横の砂浜に移動して仕切りなおすか?とも思いましたが
スコップをハンマー代わりに何とか格好を付けられました。
その手間で時間を食いましたが、ワンポールタイプのテントの
設営自体には何とか慣れてきて、かなり段取り良く立ち上げられるように。
毎度思うのですが mini200は嵩が高い代わりに2人が寝れるだけあって、
ソロユースでは誠に広い!その分キャンプ用品のテント内収納が早く済みます。
なにしろ荷物をポイポイ放り込んでも、まだ床が余ってますからね、
これがソロだと、置き場所を整理して 次の荷物に掛かって…の繰り返しに、
意外と時間を食っちゃいますから、まあ携行性とのトレードオフって事ですね。
一通りの設営が終わって、さあ御飯にしようかと時計を見ると まだ18時前… 
秋は夜長ですなあ、トップリと昏れてるんですけどね。
肌寒いのでラーメンとゲソ天の献立、買った赤飯は食べきれそうになくストックに。

食べ終わって18時過ぎ、自宅に「無事ですTEL」を入れます が、圏外?
繋がるし向こうの声は聞こえますが、コチラの声は届いて無さげです。
沖浦ビーチでもそうでしたが、キャンプ場はそういうモノなのかなあ です、
まあ着信履歴は残っているだろうし、無事は確認できているのだろうけど…。
さて このままアルコールを摂れば、サンセットビーチでのソロキャンプ同様に
20時には寝てしまうパターンだろうし、それは些か時間が勿体ない様に思えます。
ならば遠くはない(と言っても、往復約50kmの、約2時間足らずコース)し、
呉の駅前方面に行って、改めて自宅に電話をする&潜水艦を見に行こう!と
バイクに跨ります、これまたR185の一本道で分かりやすい道行きです。
じつは以前家族で 鉄のクジラ館と大和ミュージアムに行ったのですが
その際には呉駅の浜側しか回っていなかったんですね。
そのおり大変失礼ながら「ショボイ田舎町だな」と思っていたのですが
今回呉市街地の東側の広から呉市役所にいたるまでの繁華ぶりを見るにつけ
福山以上、いや岡山以上かも と、評価を改めました。
ちなみに進水したばかりの世界最高峰であるそうりゅう型潜水艦四番艦
「けんりゅう」が停泊中との事で、その勇姿を と思って行ったのですが…
係留場所が暗くて、有るんだか無いんだか さっぱり判りませんでした、残念。


ぐるっと呉の町を回ってユメタウンでスイーツを食して、
鉄のクジラ館の前で写真を撮って、途中でGAS補給を済ませて、
また下蒲刈島に戻った頃には21時前、良い頃合です。
焼酎を2倍に御湯割りし、ウクレレを弾きつつ晩酌、
良い具合に酔いも回りましたので、23時前に消灯。
翌日は9時15分岡村島発のフェリーに乗りたかったので6時起床です。

続きます
先週は事務仕事が山積みで、
しかもブログネタが豊富で処理し切れなかったので1週遅れです…

最近 寒暖の日中格差を強く感じますが その為か今年は早くも
近所の小学校での、インフル流行による学級閉鎖の一報が入りました。
受験生の親としては、さっさと予防すべしって事で8日に済ませました。
副反応が結構出てしまう方なので、大事を取って8&9日の
週末アウトドア活動はお休みして 前回の2&3日の連休のキャンプで
「こりゃどうにかせんと」な、宿題の消化に掛かりました。

《前回の宿題》

1)ハイスピードプーリーの組付け
 動力性能は そもそも50cc、しかもその中でも非力な車体ですから
minimumもいい所ですが、まあソコを面白がっている面もあります。
それに僕の漕力で出せるカヤックでの巡航速度の時速6kmに比べれば
まさに「天馬の如し」ですから、その点は問題では有りません。
 ただ以前のブログにも書きました通り、
どんなに頑張っても53km/h程度しか出ません これがマズイ。
交通量の多い国道等は大体50km+@で流れているモノですが
ここに紛れ込むと余裕が全くない状態になってしまいます、
これが危なくってしょうがない。
そこで なにか良い案は…とWebで探してみました。
そこで見つけた情報では、ハイスピードプーリーってモンを組むと
エンジン本体や点火系を触らなくても60km/h越えが十分可能で、
尚且つサンデーメカニック程度の腕が有れば、自前で工作出来るとの事。
しかもパーツ代が四千円程度なので、これはヤルしか無いでしょう です。

このハイスピードプーリーですが、多くのサードパーティーから販売されていて
選ぶのに迷ったのですが、Web上で評判が良かった「M-FACTORY」に。
あと純正が「6.5g×6」で39gのウェイトローラーなのに対して
ココの付属で付いて来るのが「6.0g×6」で36gと大差ないので、
ベストチューン!との噂がある「4.5g×3&6.5g×3」の
33gで、今回は変化の具合を試してみます。
理屈の上ではM社の付属より「加速が良くて、最高速が伸び切らない」事に
なる筈なのですが、この点は33gチューンでツーリングした後、
36gに付け替えて、どないちゃうんやろか を比較検証する積りです。
← これ
そして結果です。
加速:
純正よりゼロ加速が良くなった分、体感的に中だるみを感じます。
でも0→45km/hまでの到達時間は短縮できていますから
これは勘違いなのでしょう。
最高速:
53km→60kmまであるメーターが下りでは振り切ります。
平坦地でも時間さえ掛ければ60km/hまでは出るようになりました。

で実際にこのパーツを組んだ後に行った11月15日16日のツーリングでは
巡航速度=危機回避の為に若干トルク感を残した速度が、
3日&4日の純正のまま行ったソレと比べて
40km/h台前半から50km/h前後になりました。
字面で見ると「ソレ大した違いか?」ですが、路上では別物の様に感じます。
「煽られてコエ~」や「遅すぎて迷惑掛けてるかな~」ってな
精神的な疲れを感じる機会が激減しましたし、
その結果、肩から力を抜いて運転できるようになった為、
肉体的な疲労も随分軽くなったように思われます。
これは本当~に、安くて善い買い物をさせて貰いました。

2)スクーターの更なる積載量∪P

前回の11月2&3日のツーリング時の日記に
「積載量を増やす為:自作のフロントキャリア&33㍑のリヤBOXを装着」
「体力の消耗防止に:ハンドウォーマー(カブ用)& ポリカの風防」の
2つだけは取り付け済みと書いていました。
今回「クーラーBOX&サイドバック積載ステー」を、追加で取り付けた結果
「これ以上は持っていく物が無いだろう」レベルになりましたので
いちおう完成とします。

実は当初のプランは
・SHAD社の33㍑のリアボックスを、リアキャリア上に設置。
・シート下のメットインスペース22㍑の有効利用。
・サイドバッグとして22㍑の防水ショルダーを左右に1個づつ下げる。
さらにイレギュラーな対応として
・フットプレート上に15㍑の防水ショルダーバッグを置いて対応。
(強化したコンビニフックを利用して吊り下げる)
以上の4種5アイテムでノーマル比、90㍑強の積載量UPのみでしたが
これではマットやテント等の長尺物の運搬が難しかったんですね。
そこで東南アジアの街角での写真なんかで見る
長物をフロントに横積みするアイデアを頂きましょう、だったんです。
ただメーカー純正には、フロントキャリアがラインアップされておらず、
あるのが籠だけでしたから、コレでは長尺物は無理。
探してみると、キタコ等のサードパーティーが出してくれてはいるものの、
実物を見てみると、コレでは ちっさすぎて目的と合わなさそうでした。
無いなら作るしかないか と、ホムセンのステンレスバーで自作しました。
ホントは ベスパのソレみたくにしたかったのですが
何とも「コレじゃない」感の溢れる仕上がりとなりました。
まあそれでも 実用は十分に果たしてくれますので ヨシとします。
 
 

で、コッチ(←)のノリでイメージを膨らまして、
ソッチ(→)のような図面を起こしたのですが、実際は(↓の←)で、
もっと言うとアッチ(↓の→)が現実に近いようです  トホホ。
   
  

そして「疲労軽減」アイテムのコンセプトです.
僕の着目点は「体温を奪われないようにする事」コレに尽きるんですね、
つまりは「ジジイ向き快適装備」です。
・ハンドルカバー(カブによく付いているアレ)を装着。
・フロントスクリーン(カブにry)を装着。
あとレッグカバー部から伸ばすマント?カバー?も考えたのですが
あれは結構な重さなので、短距離前提の街乗りなら無問題でしょうけど
長距離が前提のツアラー的には どうなんだろ? で、
オーバーズボンでの対応で十分と判断し、割愛しました。
その点で究極の快適装備は、以前乗っていたキャビーナのような
ルーフィングカウルの装備、要は屋根を付ける事だと思います。
これは直射日光や 風雨に対してホントに楽チンでしたが
その半面 「気軽さ」が犠牲になってしまうんですね。
スタンド掛けの度に、すり抜けをする毎に、重い!でかい!で
結構ストレスが貯まりました。
なので今回は あまりアレコレ付ける事は止して「軽便なノリ」
つまり「街着のままフラッと旅に出る」って風情を楽しもうと思います。
そしてフロントスクリーンは何処のメーカーもポリカなので
どれだけ注意しても使っている内にキズだらけになっていきます。
すると夜や 雨の日の運転中に光が乱反射して
前が、特に歩行者や自転車が見え難くなるので危ないんです。
だから純粋に「かぜよけ」として考えれば
45cm位の背の高いモノの方が有利なのですが、
あえて34cmの胸以下に風が来ない=頭が出る高さとしました。
この高さなら風防越しでなく、直接 前方を目視できますからね、
たとえ傷だらけになっても、危険に直結しないと考えられます。

そんなで前回は未完成で見切り出撃でしたが、
この9&10日で ようやっと旅仕様として完成しました。
… コレ、キャンパーって言っても良いですよね?
  これが→こう 
復路です。
昨夜キャンプ地に向かう時は真っ暗だったので分からなかったのですが
道中海岸線の向かい岸に「虫に助けられた」小島でのキャンプ場と、
来島の造船所が見えます、なんだか沖田艦長の心持ちです
「何もかも懐かしい…」 それを横目に糸山から来島大橋に乗ります。
 

早朝に出発した上、先を急ぐでなし、来た道を戻るのも芸の無い話なので
大島では東岸に沿って大廻りします。
先にも書いた通り、オズの魔法使いの黄色い煉瓦道のように
しまなみサイクリングのお奨め順路には
下の写真の様に漏れなくブルーラインがプリントされていて、
これが無くなれば道を外れた事が一目瞭然です。
でも今回の様に 自分から道を外れたルートを選んだ場合でも
しまなみはバックアップしてくれていました。
「あんた達この辺にも来るでしょ?」ってな所に
現在場所に、主要な見所の方向と距離が詳細に書かれた案内板が
数多く設置されているんですね、コレに何度も助けられました。


ただ観るべき物は特に無くって「無駄足だったか…」と思っていたら
さすが今治です、ありました~ 素敵な出会いが!!
曰く「あんた金の使い方 まちごうとらんか?」って建造物シリーズ。

これ ↑ 今治城の天主ではありません

一般の(多分)方が日常を過ごしてらっしゃる普通の御住まいです。
一見「城でしょ?」って出来ですが、窓が一般用サッシですbyYKK。
もー 今治の人ってば、母絵夢の本社といい、コチラといい …好き…

で、ついでに前回食べられなかった「サザエ丼」を食そうと
開館時間の9時ぴったりに村上水軍博物館に再訪…したのですが、
なぜか9時20分になっても食道のスタッフが来ない!
しかも受付のお姉さんの話によると すぐに食事は用意できず、
出せるのは軽食程度との事だったので、それならいいや と 次の島に。
そんなでここではリベンジならず です、残念。

そして次の伯方島への道中、往路でも撮った岸近の渦を見てみると
今回は前回とは逆で北流の為、随分違った渦の出来方です。
北流の方が檄潮と聞いていましたから、どれどれ と能島を見てみると
確かに強烈ですね、海が一部凹んで見える位ですから…
ああ やっぱりこの辺は面白そうだなあ~ また来たいですな。



伯方・大島大橋に乗り、見近島を横目に伯方島に渡ります、
ここでも反時計回りに、海路の後を再訪します。
まず最初に出て来るのは 船折瀬戸です。
最大潮流時だったので、なかなかよく流れてはいましたが
例の「ヤヴァイ」渦共は、海峡の向うに見える鵜島の間近で
発生している為、上手く写真には収められなくって 残念!
でも肉眼ではヤヴァヤヴァなノリがしっかりと観察出来ました、
やっぱコエ~!

次に 津波島でキャンプした際に買出しに訪れた「今治デパート」に。
小腹が減ったので、美味しかったエビフライを探したのですが、
朝の内は無いんよ 夕方に作るの、との事で食せず、残念。
代わりにジャコ天フライを買ったのですが、後期中年の胃袋には少々…
コレ油っぽ過ぎやでオバチャン!
でも期待せずに買って帰った、地場のデコポン100%ジュースが
凄く美味しくって満足!次は箱買いしようかって位です。
あと日本食研の焼豚卵丼のタレも売っていて、今回はここでGET。
  更に 沖浦ビーチに向かったのですが、
陸路だと非常に分かりにくい場所です、島の端のさらに端って風情
そりゃあ携帯の電波も繋がらない訳だよね と納得。
でもじゃあ あのヨガの一団は、どっから来たんだろ?と悩みますな。
そこからゴミ処理場の横を抜け、伯方港を通過し、木浦港で左折。
ここから反時計回りに 先週カヤックで漕いだルートを眺める形で
海岸線を大三島橋に向けてスクーターを走らせます。
 

橋を渡って鼻栗瀬戸を見てみると、様子が往路とは全く違います、
この度は南流なので、あの時とは逆ですが、チョー激流です。
「そうそう こんな感じになってて、エライ目に遭ったんだよ~」
と遠い目をしていたらですね、ここで大チョンボ!

本当は大三島では時計回りに走って、
先ず島の南西隅の「大三島ふるさと憩いの家」を見てから、
「伊東豊雄建築ミュージアム」「ところミュージアム大三島」と見学し
「マーレグラッシア大三島」でタラソテラピーと洒落込んだ後、
大山積神社の前の「御食事処 大漁」で昼食にする筈が…
何をボーッとしていたのか、反時計回りにショートカットして
とっとと生口島に渡ってしまいました、何やってんだよぉ 俺の馬鹿!
つまり「伯方→大三→生口島」の順であるのを(下図橙の点線)
なぜか「伯方→生口→大三」と勘違いしてしまったんですね。

なので大三島を すっ飛ばして、ボーっと多々羅大橋を渡って、
生口島に着いたのを大三島と思い込んで時計回りに周って
先週の泊地への案内板が目に入ってやっと気付くと言ったお粗末加減。
再度 大三島に戻る気力は無く、改めて生口島を反時計方向に周ります。
「そう言えば、先週もこのエリアで勘違いから迷う所だったよな」と
自戒を込めて左の写真をパシャリ。
備忘録的に書いておくと ロードミラーポールの所で曲がるべきなのを
写真右端の漁船の写っている岬で曲がってしまったんですね。
ショボンヌな心とは裏腹に、空は あくまでも青く、海は澄んでいます。
右の写真は生口大橋の上から見た 鶴島と生名島の海峡部分です。
 

橋を渡れば因島です 時間はまだ11時前、本当なら大三島の大漁さんの
店の前に置いてある予約ノートに名前を書き込む時間ですね。
うーむ、村上水軍博物館のサザエ丼は スルーでも良いとして、
大三島との間に新たな遺恨が発生しました、これはいつか成仏ささねば…
そんな事を思いながら「はっさく屋」さんに、いつものごとく買い出しに。
秋も深まった為はっさくのコンディションが良くなったとの事で、
テンコ盛りの はっさく大福がショーケースの中で自己主張していました。
やはり んめ~ですな。
あとJAに出荷できない基準外れのミカンが 一袋100円で
近所の蜜柑農家さんからの委託販売との事で並んでいました。
期待もせずに1つ買って帰ったのですが、これがまた美味い!
今度は4,5袋買って帰ろう… それには積載量の更なる∪Pが必要ね…

そんなで11月の最初の連休は、中々充実した日々を過ごせました。

《今回の宿題》
1)ハイスピードプーリーの組付け
2)スクーターの更なる積載量∪P
3)大三島を周り尽くすべし!


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