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広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
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プロフィール
HN:
けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
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目が醒めました まだ暗いですが時計は既に6時、いつもの起床時間です、
30日は暖かい朝で 目覚め爽やか、さて今日どうするかを決めなくちゃ です。
①「魚島諸島に遠征」
②「船折瀬戸へのリベンジ&能島漕ぎ上がり」の両者の内
どちらかにしようかな と朝食を摂りながら絞り込みに入ります。

①は 「し~らな~い~う~ううみ~を~」漕いでみたい その思いです、
まあ小僧達がポケモンをコンプしたいのと同じ心理ですな。

②は 今年の夏に、船折瀬戸について「怖いから もう来たくない」と、
弱音を吐いてしまった事に忸怩たる思いが残っているんですね、
これを克服したいってのが一点。
あと上記と同日に 鼻栗瀬戸で逆潮に難渋させられた折に、
エディの読みと そのキャッチが甘くなっていた事と、
漕ぎ上がりの際のテクニックを忘れてしまっていた事について、
後から「ああすればよかった、こう漕げば良かった」と思い出しては
結構悔しい思いをしていたんですね。
この思いを成仏させようか、どうせなら より難易度が高そうな所で…
ヨシャ 能島の横の狭くてキツイ方の瀬で行ったれ ってのがもう1点。

①だと逆潮の中で約50km… うーん、これは体力的に流石にキツそうです、
日没までに撤収できそうにない上、夕方に雨が降る予報が出ています。
やはりこの海域は来年の初夏以降の楽しみに取っておきましょう。
そんなで30日のプランは「鵜島1周後、弓削大橋をくぐって帰る」に決定。
再度掲出

積載が完了したのが7時15分、沖浦から船折瀬戸までが約30分の距離、
この時間帯は西流かつ北流なのでこの海路については追潮になってくれます。
但しいくら小潮とは言えども 時間的には、最も潮流が激しい時間帯です、
鵜島の北東端が近付くにつれ、オラ何だかドキドキしてきたぞ です。
伯方島側のエディ、つまり船折瀬戸キャンプ場の真ん前でスカウトします が、
静水プールではなく、グルグル回されて 油断すると弾かれそうなポケットです。
写真左はそこからの最檄潮部のショット うーん凄さが伝わんないなあ…。
兎に角 一旦バウを上流方向に向けてストリームインからフェリーグライドで
渦がグワグワ沸いてる所の手前でバウラダーを入れて突っ込むべし… の積りが
あらら 手前の渦に回されて、ラダーを入れてないのに本流に入ってしまいました。
こっちはこっちでボイル沸きまくり、渦巻きまくりで、なかなかにスリリングでしたが
最大デンジャラス部のヤヴァさには程遠い「適度で」「快適な」スリルでした、
僕がこのたび克服したかったのはコレじゃあなかったんだけどなあ トホホ。
右の写真は本流からストリームアウトして鵜島側のエディに入った時のもの、
写真中央にヤヴァそうな渦と、キャンプ場が写っている筈です、見難いけど。

見難いのでアップ ↓             グリっと頭を左に巡らすと ↓ 大島大橋が。

「じゃあなかったんだけどなあ」と言った所で、デンジャラスゾーンまで戻ろうにも
僕の力では漕ぎ上がり切れそうにはありません、って事は再突入するには
鵜島をグルッと一周するよりありませんが、そこまでは酔狂にもなれません。
仕方ないので「折角だから」と、遡上可能限界点な所まで近付いて
再度ストリームイン、プチジェットコースター感覚をもう一度楽しみました。
まあ船折についてはコレでよし とします。

さて見近島と能島の間に漕ぎ進みます、ココは海流が勢いを殺しあうのか
微妙に渦を巻いていますが ほとんど流れは無く、瀞場と言って良い状態です。
ここで北を向いて ↓ 見近島、南を向いて ↓ 能島の東の瀬を写真に収めます。
爽やか~な 見近島界隈の秋空に比べて… どーなってんの?これって、
何だか能島を抱く 宮窪瀬戸の空が不穏な空気を孕んだ様な空の色です、
「ホントに出来んのかぁ」との不安が、いや増すってモンです、
「エライ目に遭わせてやる」と、海に言われてるような気がしてきます、
そして精神的発汗で眼鏡を曇らせている「渋い中年」ではなく、
「渋い顔をした中年」のワタシです、マジ不安でしたから。

ビビリながらソロソロと瀬に近付いていきます。
以前の大潮の時に来た折はリップに吸い込まれる感じでしたから
今回は跳ね返される感じか?と、手前から加速を付けて飛び込んでみると…
あれ?逆潮と見てハッキリ判るエリアに スポっと一艇身半程入れちゃいました。
なんだよおやっぱ小潮じゃこんなもんか、ビビって損しちゃったぜ と漕ぎつつ
能島を見ると…前に動いています、んな訳は無い、やはり潮に戻されてます。
うわあ 鼻栗瀬戸と同じだア、しかしあちらほど複雑なエディやボイルが無いので
逃げ場を拾いつつ進めません、力漕ぎに漕ぎ上がるしか手が無さそうです。
さらにピッチを上げつつ 出来るだけ遠くにパドルを刺します。
景色は止まりましたが、後ろには流れません、まだパワーが足りない~。
仕方ないので反則技です、刺したパドルを引く際にボート競技みたく
背筋をフルに使って胴体を反らす様にして、ガッツンガッツン漕ぎます、
川船なら1パドルでスターンが喰われて前に進まない、悪くすれば沈ですな。
でもこの度は長ーくてボリュームタップリのお尻が素敵なシーカヤックです、
10パドルほどで急に すい~っと進みが速くなります… 瀬を抜けたようです。
急いでエディをキャッチして、振り返って今抜けた瀬をパチリ。
「やった~」と喜ぶ顔を自分撮りで パチパチリ、年甲斐も無く嬉しそうな顔でしょ?
ええ嬉しかったんです、眼鏡は体温上昇による発汗で曇っていますが。


ところで今回のウェアについて少し。
今回のコンセプトは「さっと着て さっと脱げるウェア選び」でした。
と言うのは、冬になると生来のモノぐさに 寒さが輪を掛けてしまいまして、
小春日和ってモノも有ろうに、例年全くカヤックから離れてしまいます。
これが如何にも惜しい と、何とかならんか? と、悩んでいまして、
これへの回答が「ウェアの脱着を簡単にしたら気安く海に出るんじゃね?」
だったんですね。
つまり 水の浸入を防ぐ為なので文句を言う筋合いでない事は判っていますが、
首や袖口の強力な締め付けの ドライやセミドライを 着て 脱いで しかも
震えながら身体を拭いて… これが海から遠ざける要因じゃないの?と。
普段着の上から ササッと着て タタッと漕いで パパッと脱いで撤収、
これで行ってみよう と、今回試してみたんですね。
具体的にはジーンズに、化繊のロングTシャツの、正に「普段着」の上から
「下:ソックス付きチェストハイウェーダー→M寸の僕ですがゆったり3Lを選択
「PDF」
「上:完全防水のポンチョ→ゆとりmax、PDFの上から着てもまだ体が遊ぶ」
「スプレースカート」の順で装着します。
ただしこのポンチョは所詮雨具、袖はゴム&ベルクロ程度のガードなので
100均で買った、ガーデニング用だったかな?防水素材の袖抜きで覆って
袖口からの海水の浸入を防いでみました(上の右端の写真の緑のソレです)。
さて評価ですが、海水に濡れる事は全く無いです、脱着も大いに楽で早いです。
着心地もユッタリと快適(そりゃ上下とも メチャオーバーサイズですからね)です。
問題は透湿素材でない為、かなりムレてしまう事です、
横着してパンツを普通のトランクスにしていたらグッショグショになりました、
海水は全然浴びてないのに、かいた汗のせいで
漕いでいる時は気にならなかったのですが、上陸時には結構寒いくらいでした。
が、そもそも海パンを穿けば無問題な点ですし、
ちょっと漕いだ位でそこまで発汗するのも気温が20度だったからと思われます。
仮に冬でも汗をかくほどだったとしても、余程酷い酷い状態でもなければ
着替えずとも帰れますからね、海水で濡れたままで車に乗るのは願い下げですが。
もっともロールをしたら、さすがにポンチョ内にはそれなりに海水が入るでしょうが、
ウェーダー内には、PDFで締めている事もあって、まず入りそうには無いです、
そりゃ沈脱したら、ビショるのは当然ですが…まあ瀬戸内海で沈脱はないでしょう。
そんなで今後の冬場のウェアとしてのこの組み合わせ、結論としては合格です、
念の為パドリングジャケットとアンダーの替えは携行しようとは思ってますけど。

さて週末の話に戻ります、息が整うまで3分ほど艇上で休憩して、先に進みます。
小潮とは言え ルートの都合上、相変わらず午前中は逆潮で漕ぐ事になるので
船足はドン亀ですが、気温といい天気といい、ホントに明日から師走なの?
ってくらいに素敵なカヤック日和の中、ゆっくりと でも ゆったりと漕ぎ続けます。
燧灘を約3時間ほど漕いで、佐島南端東側の浜で10分ほど休憩します、
時計を見ると12時前です、小腹が減ったのでゼリー飲料を1つ使います。
浜に座って魚島方面を見ると、釣りの船 船 船… 魚群に群れる鳥の様です、
なんだかミャア ミャアと声が聞こえてきそうです。
  

先週伺えなかった大黒丸がある弓削港を過ぎ、約7kmの海路を
1時間半かけて漕ぎ、折古浜に戻ります、この頃から濃い雲が現れだします。
2時過ぎに全てを片付け終わり、カヤックをカートップ と 同時にポツリ、雨です。
あれだけ良い天気だったのになあ、間に合って良かった と、帰路に着きます。
流石に空腹に耐えかねて、大浜SAに立ち寄ります、結構降ってるでしょ?
食したのはシラス嫌いの僕なのに 何故かシラス丼定食。
付属のダシ?タレ?をタップリかけて頂きます、なかなか美味しかったです。
この週末も 大変楽しく遊ばせて頂きました!
 
 
記録:キャンプ15/10泊 ・ ぷかり35/30回
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11月最後の土日は太平洋上の温暖な気団が張り出したため
最高気温が21度、最低気温が15度と、9月下旬並の気候となりました。
キャンプ好きとしては、こりゃ何を置いても行くしか無い です。
ましてや週間予報では次の週末は最低気温が氷点下と告げていますしね。

キャンプは既定路線としてバイク?カヤック?どちらにするか です。
更に寒くなってもバイクでの遠出はまだ有り得ても、カヤックは…
何しろ濡れる事前提ですから、過去を振り返ると冬眠に入ってしまいそうです。
ならば今年最後のカヤックキャンプで決まりでしょう。
それにこの日に行かなけりゃ折角1年を通して最高のキャンプ時期なのに、
11月はカヤックキャンプ無しになっちゃいます、流石にソレは不本意ですしね。

次に行く先です。
まだ未踏の海域か、最もお気に入りの海域か です。
前者なら、先週陸路を周った際に遠く眺めた 魚島諸島でしょうし、
後者なら、津波島北岸の海域と言う事になります。
これまた迷いましたが、
小潮とは言え逆潮なので、僕の漕力では出ても時速5km程度のものです。
そして日没が丁度17時、泊地までの距離が前者は18km後者は15km、
例によってカヤックキャンプの時は日が有る内に設営を終わらせたい、
だけど出港は最速でも14時、となると 確実なのは後者と言う事になります。
前者の 魚島行きは また来年の日没が18時以降になる頃までお預けです。

予約がサクサク捌けたお陰で、12時40分に出発、1時間で折古の浜に到着。
今回は殆どノープランでの出発です、決めた事は「沖浦ビーチでキャンプ」と、
「日曜日もあまり遠出せずに昼過ぎには撤収しよう」の2点だけです。
なので下左は いつもの様に「プランの図」では無く「結果の図」です。
なお下の写真は折古浜ですが、えらく手前が暗いですよね、
これは逆光のせいでして、いかにピーカン晴れだったかが伺えますでしょ?
実際もう週明けから師走と言うのに、微妙に汗ばむほどの陽気でしたしね。


14時10分に出港、例によって軍艦の横を抜け 因島南端を下り、
生名橋をくぐって 岩城島南岸を西に進みます。
先ずは腹拵えに 先週NGだった岩城物産センター内のレモンハートさんで
レモンポーク丼を食すべく、岩城港にゲソを付けます。
ここまで丁度8km、逆潮の為少し速度が出ず時間は15時30分です、
港の西端の使われてなさそうなスロープを使って上陸させて頂きました。
トコトコ3分ほど歩いて目的地に到着(写真左のUFOみたいな建物)です。
早速レモンハートさんに入り「レモンポーク丼」を注文、
出来上がるまで表の売店でショッピング、
先週メチャうま!と家族に好評だった「完熟キウイ」を2袋購入します。
蜜柑も買おうかと思ったのですが… カビカビの固体が入っていて…
店番のボン!PCばっか突付いとらんと 売り場見やんとアカンでえ!!
いかんなあ と呟きながら、店に戻ると程なく「お待たせしました」と件のブツが。
甘辛タレが掛かった御飯に 千切りキャベツを敷きつめ、
その上に肝腎の豚バラの切り落としをタレで炒めたモノが乗り、
更に黄身がユル目の目玉焼きを載せて、ネギ、刻み海苔を振った上から、
お好みで 御当地のレモンを絞って… ってな 趣向です。
タレは今治の焼き豚卵丼に似た味です、肝心の「レモンポーク」の豚肉は… 
何しろコマ切れだったので他と比べて良いんだか悪いんだかは
正直言ってよく分からず終いでした、 美味は間違いなく美味でしたが。
特に僕的にはタレとレモンがベストマッチ! 今度家でもやってみます。


食べ終えて再乗艇、時計を見ると時刻は16時05分、写真左の中央に写っている
津波島を掠めて  伯方島の沖浦ビーチを目指します。
ここらは潮が一段とキツイエリアになのですが、潮止まりまでまだ2時間あります、
ヒイヒイ言わされながら芋虫程のスピードで漕ぎ進みます。
結局残り7kmを何とか1時間少々で漕ぎ抜け、泊地には17時10分に到着です。
艇上から 到着時の写真も何枚か撮ったのですが、何が何やらってなモノにしか
ならない位に辺りの光量は落ちてしまっていました。
キャンプ地内を覗いてみると、どうも僕一人しか利用者は居ないようです。
それは構わないのですが、前回と違い 今回はブレーカーを落としているようで、
街灯を含めて電源が全部殺されていた点は残念でした、まあ仕方ないですよね。
大急ぎで荷物を東屋の中に運び込ませて貰って、着替えた後にテントを設営。
今回も東屋内で張らして頂きました、当然ペグは使えないので
幔幕にテンションは掛けられませんが、お陰で翌朝の撤収は拭き取り要らず、
こうさせて貰うと 撤収時間が10分以上短く出来るんですよね、助かる~。
終わって流し場で頭を洗い、中央の写真を撮った頃にはもう18時30分でした。
遅い時間に昼食を摂った為に、まだ全然お腹は空いていません。
無理して食す事もないので、つまみの東鳩ポテコで持参したワインを飲みながら
例によって2時間ほどのウクレレタイムです。
酔いか、久々のカヤックで疲れたからか、21時前には限界が来て就寝。
ところが「暖かい夜」の筈なのに、寒さで01時頃目が覚めます。
シュラフの上にゴム引きのカッパを被って、体温が逃げないようにします、
これでやっと暖かさが戻ってきて 再度眠りに就く事が出来ました。
この状況って、薄手のアルミ蒸着マットを2枚用意して、1枚はテントの下に敷き、
もう1枚はシュラフの上から掛け、体温の拡散を上下で防がないと
今の手持ちのシュラフやテントでは、どうしようもないかも です。
12月に入ってから最低気温が、氷点下近辺になるらしいので自宅の庭ででも、
上記の工夫で朝まで安らかに眠り続けられるか、一度検証してみます。
だめなら「12月はキャンプしない」「高性能シュラフを買う」からの選択でしょうか? 
ちなみに沖浦にも小さな秋が来ていました。


続きます。
土曜の夜は宵の内に寝てしまった筈なのに、自然には目が醒めず
時計のアラームに起こされました、疲れていたのか?
さて日曜日は満潮が正午前との事だったので、
早出 早い帰着で早い撤収をしましょうと早起きしました
秋の5時30分はまだ暗いです。
昨日も結構霞んでいましたが、テントの外に這い出してみると
今朝はガッツリとGASっていて、瓢箪島すら朧に見えます。
昨夜の星空から考えて放射冷却で外気温がかなり下がったのか
フライの内は呼気の結露で、外は朝露で、それぞれビショビショです。
これを収納の為に拭くのですが、 次から次からスグに
露が降りて来るものですから、諦めて程々で妥協しました、
秋の風物詩ですな。
朝食をパンで済ましコーヒーで一服して、撤収準備を終えたら7時、
そこから積み込みをいつもの如く グズグズとするものですから
結局7時30分の出発です。
サンセットビーチの6時前

今年は広島県と愛媛県の諸島部を中心に「しまのわ2014」と銘打って
地域振興が図られていましたが、そのグランドフィナーレとして
この10月26日に「サイクリングしまなみ」が行われていました。
これは普段自転車では通れない しまなみ海道の自動車道を開放して
瀬戸内の海と山の景観を始めとする善さを全国の人に認識して貰って
ひいては観光誘致に繋げたいよね が意図する所だったようですが
天気がそんなで 青い空!藍い海!とはならない点が残念でした。

ところで僕はド近眼なので近くまで寄ってやっと見えたのですが
出港地から直近の多々羅大橋にサイクリスト達と思しき人影が…
あるぇまだ8時前よ?なんでもうココまで来れてるの?
出港地から多々羅大橋まで3km=カヤックで30分の距離です、
そしてこのイベントのスタート時間は7時45分だったとの事です、
だけど今治から多々羅大橋まではざっと25kmあります、
「15分で25km?時速100kmじゃん!競輪選手でも無理だろ?」。
はてさて いったい と混乱しましたが、後で調べると、
これは僕が 参加者全員が今治からスタートすると思い込んでたから
計算が合わなかっただけの事で、伯方島や大三島から出発する
ショートコースにエントリーした人達の第一陣だったようです。
参加者の数は青梅マラソンのように凄い… とは言いませんが、
結構な数です。
催者側は接触事故等を防止するため、かなりエントリー者数を
絞ったようですけど、それでも報道によると7000人以上だとかで、
僕が前回訪れた夏休み時期は、普通ならピーク期間の筈ですが
それと比べても、何割か増しに見えます。
写真では4人(赤い丸)しか写っていませんが、
10台以上ダンゴになってるソレっぽいシーンも有りました。
言い訳をすれば、橋の傍は海流が乱れーの ボイル湧きーので
写真がブレブレになって、コレしか使い物にならなかったんです…


さて多々羅大橋をくぐり、生名島を目指します。
伯方島のトウビョウ鼻を目指してから岩城島の南岸を東行するつもりが
ボーっとして何故かそのまま伯方島にそって南下してしまいました、
下図のピンクの点線がPLAN、青い実線がACTです、トホホ。
伯方塩業の工場が見えて マズイと気が付いたお陰で遠回りは
2km程度で済みましたが、そのままだと随分な事になる所でした。
実は最近ガーミンをON DECKでは使ってないんです、
持って行ってはいるんですけどね。
あれ?これどっちだっけ??の答え合わせをしたい時や、
ガスって山立を完全に見失った時だけ使っているんです。
「野生の勘が鈍るから」なんてつまらない事を言う気はないんです、
もともと野生とは縁の無い、根っからのUrbanGuyですからね。
ホンマにコッチでエエんやろか?の心細さ、
それを克服(大層な話ですが)した時の「おれはやったぜ!」感、
これを担保するために常用を止めているんです。
まあ尤も、それで迷いかけてりゃザマあ無いって話ですが トホホ。
そんなで岩城島に向かって北東方向に漕ぐと太陽が真正面です、
ホントなら嫌ほど眩しいのでしょうけれど
ガスが善い具合に紗になって防いでくれています。
ツアー時の気分自体は晴天快晴の方が良いに決まっていますが
今回は持病の口唇ヘルペスも出ずに済んでますから、
身体に優しいのは 却ってこんな薄曇りの日なんでしょうね、
少し複雑な気分です。



海流に乗って岩城島の南岸を漕ぎ進むと生名島が見えてきます、
いよいよ「何を好き好んで激潮エリアの逆流を漕ぐのか」タイムです、
ここでドトールのミルクコーヒーで一服入れて気合を入れます。
写真右は赤穂根島北岸で一服した浜、
写真左はその浜から生名島を写した景色です。
   

問題の海峡を遡上すると、いきなスポレク公園の前こそ向い潮でしたが
それ以降は反対流と向い潮が交互に来る様な感じです。
かなり複雑な流れのようで、途中2ケ所でサーフィンが楽しめる程の
バックウォッシュが発生していました、10分位遊んだかな?
後で調べてみると、長柄瀬戸って名前まである様です。
つまりデーター上ではその日が 追い潮であっても向かい潮であっても
この海域では反対流が入り乱れるから、楽をしたければ
大潮の日や激潮時間帯は避け、長潮若潮や潮止まりの時間帯に
通過するのが賢明なようです。
そして折古浜に戻るのに また因島水道を通ったのですが、
こちらは流速こそ速いものの、やはり素直で滑らかな水面でエライ違いです。
だからこそなのでしょうけど、大小5つほど港がある為、
目の前で4隻のフェリーが交錯する様に出発していくのに囲まれて
少しばかり… すいません見栄を張りました、大いにビビリました。

そしてやはり というか 当然 というか、漕ぎ上がりで時間を食った為
出港地に戻るとソコに浜は… ありませんでした。
せっかく早起きしたのにムダにしちゃいました ORG…
仕方ないので浜が広くなっていて水没しない場所にカヤックをつけて、
ザブザブと100mほど波を蹴立てて荷物運びです。
今回のツアーは漕ぎ以上に この俄か沖仲士の方が疲れたかも…


記録:キャンプ14/10泊 ・ ぷかり33/30回
9月21&22日に塩飽諸島に行って以来、
台風だのイベントだので1ケ月以上カヤックに乗れていません。
やっと晴れたと思ったら、知らない間に秋が深まっています、
寒い…日暮れが早い… キャンプに行きにくい季節の到来です。
というのも土曜日の仕事に13時まで拘束される関係上
どうしても14時30分より前の出港は難しいものですから、
余裕を持って 17時には泊地に上陸していたいとなると
6km/h × 2.5時間=15kmで自ずと移動距離が
この程度、あるいは その前後に限られてしまうからです。
そんな条件の中で さて何処に行こうかしらと迷ったのですが、
これまで何度も訪れようと思いつつ未だに行けていない
「瀬戸田サンセットビーチ」を今回は目指す事にしました。
夏の長漕ぎの際に上陸した瓢箪島の対岸に当たるので
ホンの近くまでは来ていたのですが今まで御縁が無くお初です。
加えて 以前言挙げした
「大潮の因島水道は どんなものだか見てみたい」の実行と、
更に 前回 生名・岩城島間の海峡を追い潮で漕いだ筈なのに
反対流にやられて ヒーヒー言わされましたので、
じゃあ逆潮の日に漕いだらどうなるよ?を確認しようって腹です、
ちなみに人はコレを酔狂と言いますな。

 

往路のルートは 因島の折古浜を出港し 軍艦のドックまで南下し、
因島水道を生口島の北東角まで北上、
同島北岸を正面の高根島まで西行し、
両島間の水道を約4km南下して到着。
この全行程17.3kmを17時前に到着するように漕ぐプランです。
通常なら吝嗇な僕は高速代をケチって この程度の距離の計画なら
折古浜ではなく、立花からの出港でプランニングするのですが、
今回は折古浜から出ないと 追い潮の美味しい所が堪能出来ないので
財布の紐が緩んだ次第です。

当日は 折古浜に14時前に着、天気は上々 風はほぼ無風。
やはり秋ですね~ まだ昼過ぎなのに日が斜めから差してきます。
そんな日差しに急かされつつ14時30分に出発。
この海域は今年だけでもう5回も訪れているよなあ…
しかし軍艦はかっこいいなあ あっガトリングガン!いかついなあ…
などと思いつつ因島水道を北上します。


この因島水道については景色が「街過ぎて」アウトドア活動的には
何やら「興が削がれるぜ」感が強いよね きっと と、
これまで漕ぎ気をそそられなかったのですが、
実際訪れてみると それは思い込みってモンだったようで、
実際は中々味わい深い 鄙びた島の町景色が広がっておりまして、
「あー これもアリやねえ」な感じでした。
ところで この時間 この場所の海流は2ノット近く出ている筈ですが、
海況はあまり荒れていません、海底がフラットなんでしょうか?
ホンマにそんなに流れてるんかいな と思いつつカメラを取り出し
撮り終わって周りを見ると… 確かに豪快に流されています。
でも追い潮、好天、穏やかな水面…大層快適な漕ぎ味です、
鶴島、亀島の北端あたりでは少し荒れてもいましたが、
まあこれ位のスパイスが無いと 却ってダレちゃうよね程度でした。


さて生名島を過ぎ 生口橋をくぐり生口島の東岸を北上します。
左木・生口・因島のT字の海峡で左に回頭し
真正面に高根島を見ながら生口島北岸を漕ぎ進みます。
好天で気持ちの良い青空なのに遠景がエラく霞んで見えます、
海水温が高いのでしょうか。
そしてこの北岸には例のドルチェ本店があります。
予想では「この海域まで来るのに2時間位かな?」でしたが、
潮に助けて貰って30分以上も短縮できたものですから
休憩がてらアイスを食しに 寄ろうか?どうしようか? です。
大いに迷ったのですが 秋の日は釣瓶落としとも言いますし、
ゴールまで まだ距離も6km以上を残していましたから
ここは手堅く横目に見ながらスルーです …残念だっ。
ここの写真も撮ったのですが 波が多少出ていたからなのか、
それともアイスへの未練からか手ブレで使い物になりませんでした。
 さて北岸の西端の内海造船を超えて左に曲がると
逆光で色がハッキリしませんが「黄色い」高根橋が現れます。
ここまで来たらゴールまでは、もう一漕ぎなのですが、
この橋の下にはややこしいボイルが湧いていーの
すぐソコの瀬戸田港から結構フェリーが離岸しーので、
それぞれ単独への対応なら、どうって事ないレベルですが、
タッグを組まれると 少し神経を使わされました。
細く狭く鉤状に曲がった水道なので そりゃそうよねな話です。


水道を抜けると右手に瓢箪島の特徴的なシルエットが現れました、
時計を見ると16時10分、やはり大潮の追い潮 良い仕事をしてくれます
だいたい僕は2時間半毎=15km毎に休憩を取るのですが
今回往路は17km台ですし 速度も10km/h近くまで
出ているようなので、結局ノンストップで漕ぎ切りました。
最後は潮止まりで少しモタ付きましたが 予定より30分早く泊地に到着。
干潮の潮止まりだったので荷物運びが しんどかったのですが
設営を終え 西の空を見ると…をを!燃えるサンセッ by中村雅俊! 
サンセットビーチの名に相応しくキレーな夕日です。



さて生口島は「島ごと美術館」で、作家さんの気に入ったという
ソコココの場所にオブジェが屹立しています。
そしてココは なかなか結構なビューポイントなものですから、
やはり(意味の なんやようわからん)オブジェが有るんですね。


また ここには木貼りのオサレ遊歩道が設えてありまして
この傍らにテントを張ります。
遊歩道の土台がスロープ状の石垣になっているのですが
石垣の隙間に予備パドルを立てると…
あら なに これ便利 うふふ です、物干しが一丁上がりです。
なお遊歩道の左前方に、瓢箪島が見えていてなかなか乙な景色です。


肌寒い季節なので夕食はカップ麺と握り飯です、手抜きですな。
さて腹も膨れたので ウクレレでも弾こうかな です。
今回は設営場所が砂地か ペグが立たない所なのかが不明だったので
手堅く自立式にした為に外で弾く事になります、
あの狭い中では腰がすぐ痛くなっちゃいますからね。
で、灯りが有る場所に 酒とレレと楽譜台を持っていくと…
明るいのはWCの前だけ… 
雪隠の前で歌い狂う後期中年…
流石にこれは如何なものか でしょ?僕なら通報します。
来た道をトボトボ帰って さてテントの外で弾こうかな ですが、
なんだか興を削がれてしまって ウクレレは今回はナシにしました。
なら秋の夜長を読書で、と思いましたが気がつけば寝ていたようです、
灯りを点けたまま気が付けば24時前、あら4時間近く寝ちゃいました。
用を足しに表に出るとほとんど新月の為、星明りが眩しい位です、
見とれているとオリオンが中天で輝く季節だけあって 寒い!
こらかなわん と二度寝です、しかし9時間睡眠か…寝すぎやな。

続きます
今回は世界的大企業勤務のバラキさんが3連休を取って、
「四国単独渡り&グルメツアー」を敢行されると聞き、
通常の飛び石休しか取れない零細個人事業主の僕は
初日のみ参加と言う形でキャンプを、ご一緒させて頂きました。
キャンプ地は「小島」、ちなみにこれで「OJIMA」と読みます、
場所は真鍋島の四国方面に1つ先の「佐柳島」の西隣りですから
四国本土までは11km、ベースキャンプにするには良い距離です。
行政的には多度津町になるようなので、塩飽諸島に入るのでしょう。
前回は去年の秋頃、僕独りでのキャンプで訪れました、
山が染まりかけでしたから11月初旬かな?約1年ぶりの再訪です。
僕の今回の目的は「アウトドア鍋」「mini200の実地プレビュー」
それと真鍋島の南岸をじっくり見たことがないので、その見分です。

これは僕の軌道

白石・多度津方面への出航は、いつものカブトガニ産卵地から、
時間は14時30分、出港地から小島までは丁度19kmです。

バラキさんは早めの11時に出港されるとの事で別行動。
と言うのも、かつてキャンプをした北木島の楠港傍の浜で無くした
赤いアルミペグを探す時間が必要だから との事。
ただこの「かつて」が一昨年の初冬の事なので… 
絶対みつかんないってば!とは言い切れませんが、
2階から目薬を差すようなモノですから、普通は…なかなか…。
(ちなみに菱の実に足の裏を刺されながら探されたものの
 残念ながら見つかんなかったそうです、御愁傷様です)
ひょっとしてまだお捜し中かな?と岸近まで寄りましたが
舟影が見当たらなかったので、先を急ぎます。
写真は左が出港時の愛艇、今回はコックさん仕様でフライパン搭載、
右が北木の浜、南側は菱が無いようなのですが この写真の北側は…。
ご覧の通り 当日は台風の影響でか曇天で優れない空模様です。
 

佐柳~真鍋島間は航路に当っていますが、幸い待ちはなし、
微妙に逆潮だったのでパドルは重かったのですが、
最干潮を含んだ時間帯の漕ぎなので、波はほぼ無しで味はヨシ。
でも3時間は切れずで、到着は17時40分でした。
上陸後さっそくmini200を設営するのにペグダウンを始めます、
しかし記憶していた以上に平らな所が少なくて悪戦苦闘、
下が砂地な為 ペグの利きが甘く、ポールを立ち上げた瞬間に
牽引力がかかった分のペグ2本飛んでしまい大慌て。
さらにテント内に入って よく見てみると 下が柔らかい為
センターポールの下端がフロアに食い込んでいます、
たちまち破れる事は無いでしょうが不安定な感じなので
浜に転がっていた樹脂板を当て板にして急場を凌ぎました。
そんなでテントが何とか形になったので、やれやれと
荷物を放り込んで時計を見ると既に18時を回っています!
風は大した事がなさそうだったのでガイラインは省略 ってか
薄暮ってきたので、タラタラしてると食材カット等の調理が、
真っ暗な中での作業になりそうでしたので 止むなく省略。
そんなで着替える間も惜しかったので、何ともシュールな
パドリングウェアでの調理と言う絵図での準備です。
一通り用意ができて鍋の煮え待ちの間に、やっと着替えを、
と言うのも、まだ少し早いかなですが寒さ対策に
ロングジョンを着込んだもので脱ぐのが手間だったんです。
ちなみに僕的には暑くも寒くもない着用感でしたが、
一般的にはまだ早いのかもしれませんね。
今回は鳥と豚の寄せ鍋で、締めは卵とじラーメンとしました。
撮るほどの見栄えではなかったので写真は無いですが
なかなか美味しゅうございました、腹いっぱいです。
やはり最高の調味料は 空腹、そしてアウトドアですなあ。
ちなみに食材と調理道具 調理は僕、酒類、甘物はバラキさんと
負担を分担したのですが、
僕の方が得し過ぎかも?まあそこは納税額の差って事で。
ワインを頂きながらバカ話は続き、夜は更け行くので有りました。
写真は「手前から佐柳島、小島、高見島」「小島からの佐柳島東岸」
 

さてmini200ですが 荷物を無造作に放り込んでも問題無く寝れます、
こんな横着したらBUNDOKソロでは足の踏み場すら無くなりますから
やはりかなり広いですね、それに出入りに限らず何かと腰が楽です。
ただやはり当初から予想していた通りの
①寝ると傾斜が強いインナー壁面が、顔に近くて鬱陶しい
②寝返りを打った際にポールに当ると倒れないかと ヒヤッとする
③幕体が大きくてカヤックへの積込が大変   さらに
④自立式だと撤収時中に入った砂を簡単に排除できるが
 コチラは非常に面倒 と言ったNGポイントが目に付きました。
でも
①天井が高いからか(少なくとも今回は)結露はしなかった
②結構強くポールに当ったが 問題は起きなかった
③カーゴに入れず、ドライバッグに入れてリアに外積みしても、
 ロールの邪魔や、風の抵抗にまではならない ので まあヨシ。
④に付いては、撤収の際
まずポールを倒して、ペグを抜いてから、火消しの纏みたいに
ポールを振って砂をドア辺りに集めて捨てる… とかかなあ?
思いついたのが帰ってからだったので 次回試してみます。
それとNGポイントではないのですが、
本来はフロアを固定したペグに、フライの端も固定するのですが、
この際 不均一なテンションを発生させてしまうと
センターポールを倒してしまいそうなので、別ペグを使いました。
時間にして3分程加算ですが、まあ誤差範囲として良いでしょう。
こうやって写真で見るとティピーっぽい雰囲気が中々好ましいです、
そして隣のヒルバーグと比べると背の高さの違いがよく分かります。
 

22日の朝が来ました、遠くに見えているのは南備讃瀬戸大橋かな?
5時30分に目が覚めたのですが、昨夜の酒が残っていてダラダラ。
目覚ましに6時だぜって怒られて起床、例によってパンの朝食。
バラキさんがまだ起きてこないようなのでゴミ焼きをします、
結構北東の風が出ていて今日の航路は波が立ちそうです。
復路の予定は27km、潮待ちで9時過ぎまでレレタイム。
時間が来たので出発です、バラキさんと互いの旅の無事を祈り合い
僕の方は 先ず小島の南~西岸を周ります。
小島、佐柳島、高見島の3島は、本来は鉄分を多く含んだスス黒い
岩で出来た島だそうですが、写真でも判る通りキャンプした浜は
ケイ素を多く含んだ白砂でできています。
小島の周りをグルっと廻ると、確かにこの東岸の浜以外は
不機嫌な感じの黒い岩肌だったり浜だったりですし、
佐柳島の周りも東岸の砂州以外は同様に黒っぽいゴロタ浜です。
どうもこれは「東岸」がキーワードの様で、
上げの時も下げの時も波が常に東南方向から来ていましたから、
白砂は別の島から波に運ばれて来るのかも知れません。
なお写真右はバラキさんはさて置き、自分の無事を祈る僕です。


何でも佐柳島と真鍋島、特に後者は「ぬこの島」で有名だそうで
ハートウォーミングな仕草のニャンコ達を見る事ができるかな?と
期待していたのですが、予想通りの風波で佐柳島東岸北端は大荒れ。
とても写真が撮れる状況じゃなかったので、拝借した写真ですが
下左の写真の様に、雁木の所で数匹のぬこ達が思い思いに
昼寝や散歩を楽しんでいました、楽しんでいたようなのですが、
そのスグ下の白線までドッパンドッパン波が押し寄せてたんです。
心温まる所じゃなく、今にも波に攫われるんじゃなかろかと心配で
見ているこっちは「逃げてー 超逃げてー」って感じです。
でも警告するのに近付きたくても、
カヤックごと雁木に叩き付けられそうで 危なくて とても無理です。
「島のぬこなんだから危険な範囲は判ってる…よ…ね?」と
若干自分を誤魔化しながら佐柳島を後にしました。
当然その続きの真鍋島との間の海峡も大荒れで、
波のフェイスにブレイスを掛ける場面が連続でありーの
頭の上から波を3~4発喰らいーので、結構タフな目に遭いました。
それが真鍋島に近づくと、日は差し 風は止み 波は穏やかに…
写真右は南岸唯一の民家「ペンション三虎」さんですが、
こんな感じに落ち着きました、出るタイミングを間違ったか…orz
なお「島民よりぬこの方が多い」筈の真鍋島でしたが
ぬこは家につくって事らしく、1件しか家の無い南岸では
髭一本といえど、見掛ける事はできませんでした。
これが「犬の島」ならば「いっちょ北岸も巡ろうか」って
話にもなろうものですが、残念ながら愛猫家ではない僕には
そこまでの情熱はありませず北木島に向けて進路を取りました。


そして北木、白石と西岸を北上します。
イメージでは「汚れた海域」だったのですが…アっルエェ?
下の写真は北木西岸の中ほどに有る浜で休憩した時のモノですが
すごく綺麗でしょ?うーん笠岡諸島も馬鹿にできませんね。
なお昼食に食べたPASCOの「ちぎってシナモン」が美味かった~。
ちなみに白石の北岸は民家が多いのと、港湾施設のせいでか
予想通り安定のバッチさでしたがこれは まあしゃあない です。


白石島北岸から、高島の南→東岸と抜けて、出港場所に戻ります。
と チリ紙交換のような割れたスピーカーからの音楽が後ろから…
え?後ろ?海なのに? と振り向くと何やらデコられた船舶が、
よく見ると幟旗だけではなく 神輿らしきものも積んでいます、
ああ天神祭の船渡御と同じく神様を渡しているのね と納得。
調べてみると21日は出港地の向かい側で少し上流にある御社の
神島天神祭という御祭だったようで、見ると結構な人出です。
緑のラインが当初の予定でしたが、渡し口はどんな風だろうと
片道2kmほどの寄り道を少し漕ぎ上がってしてみました。
お練りまでは見れなかったですが、こう言ったイベントを
海側から見たのは初めてで、中々興味深かったです。
翌月曜に患者さんに聞いてみると、僕が見た祭りだけでなく、
備後地方の海際の集落の祭りは21日に多く行われたとの事。
村祭りは収穫祭的な色合いが濃いですから
稲刈り後の10月初旬がほとんどのように記憶していますが、
漁業や海運は星の位置を見て、進路を決めるから
星辰の分岐点の一つである秋彼岸に祭りをするのでしょうか?
なんにしても「へー こんな時期にやるんやなあ」でした。
そんなで船揚げしたのが14時30分、
結局この週末も まるまる24時間遊ばせて貰いました。


記録:キャンプ13/10泊 ・ ぷかり31/30回 今年の目標達成!!


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