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広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
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けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
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     さて今回は昨年末に衝動買いした「DoppelGanger T2-192」の使い勝手を
センター試験の翌週の1/24(土)に
庭キャンプで確認してみました。

例によって日のあるうちにテントを組む って言うか、膨らましてしまいます。
前回の試し張りの時には「トンネル部分がピンと張らない」と書きましたが
最初からガイラインを張れば それなりに綺麗に張れました、慣れの問題かな?

ただ標準装備のポンプだと嵩張るので、携行に有利な小型を使ったので
時間的には10分程度掛かりました、うーん 普通のテントと変わりません、
そうすると この点でのアドバンテージは さほど無い事になります。
一方 130cmも有る室内高に担保された
居住性の高さは、
普通は強風時の弱さとトレードオフになってしまうモノですが、
ガイラインを強く引けば、エアフレームがしなり 背が低くできますから
その点は「折れない」点と併せて、強味になりそうですね。
そして床付き前室が極めて有効ですね、トンネル部分から這い出して
ここで身拵えを出来るのが、非常に腰に優しいです。
そして撤収、これは5分ちょっとで仕舞えますから美点と言えます。

さて24日土曜の
23時 家族の生暖かい視線を背に庭に出ます。
その時点で
4℃と 同じ23時で氷点下だった前回よりはマシですが
まあそれなりに寒いです、最低気温の予想も1℃らしいですし。


前回Bundokソロで庭キャンをした時は、寒くて何回も目が覚めましたから
今回は若干工夫をしてみました。
水捌けの悪いウチの裏庭でのキャンプでは、結構テント下面が湿ります、
これがテント内の室温低下を助長したのかも?です。
その考察を元にブルーシート(所謂ドカシー)をグランドシートとして敷き、
そして下から フォームマット/エアマット/
銀ペラ/シュラフ の順で重ね、
そして熱源として前回同様 シュラフ内の
足先にチョー熱湯の入った水筒と、
腰の下にちっさい使い捨てカイロを、各1つ投入しました。
そして シュラフは
Snugpak スリーパー0+だけでは 力不足かも?なので
シュラフ内部で 銀ペラを前回最も寒さを感じた 下腿半ば~乳下の位置に、
体温を反射させる為にアルミ面を内側にして巻きつける事で、
擬似シュラフカバー的な形として、体温を逃がさない工夫としました。
それでもまだ不安だったので、ヒートテックの上に今回はフリースではなく
薄手のキルティングパーカーとし、更にウルトラライトダウンベストを
着込んでのチャレンジです。


結論から言えば、04時に尿意で目覚めた以外は熟睡でした。
ただし
今回の気温推移を 翌朝にWebでチェックしてみると
前回は最低気温が-4℃、
今回は明け方に記録された0.8℃、
気温推移を 翌朝にWebでチェックしてみても概ね1℃台での推移 と、
条件が違いすぎるので 追い風参考 ってトコロですが。
でも実際に今回以上の寒さが予想される日に
キャンプに出かけるか?です、
… まず僕的には有り得ませんねえ。
よって
最低気温のシュミレーションとしては、この程度の条件で行う事が
現実的と思われますので これ以上の防寒グッズの追加購入は
必要無いと結論付けましょうか。

ただ今回は結露に非常に悩まされました。
テントの外面は全然濡れていないのに フライ内面は豪快に結露しているし
シュラフ表面も微妙に濡れている事から、換気性能は良くないようです。
ちなみにシュラフカバー代りの銀ペラは、かなり有効だった様に思えます。
ただ使い様が悪かったのか、アルミ面とパーカーの間が結露でグッショリ、
肌着はドライでしたから、汗ではなく呼気が結露したと思われます。
今回は肌着まで濡れる事が無かったからヨシですが、もしそうなると
キャンプ先で風邪を引きかねません うーん 何か打つ手が有るのかなあ?
とりあえず次回は雨具を着て寝る位しか思い付きません…。

以上より現時点での T2の評価は
GOOD「居住性は数値以上に良好」「バラシだけなら非常に早い」
 「前室の使い勝手が良好」
「真夏以外インナーは要らなさそう」 
BAD「空気の抜けがイマイチで結露が多い」
「ポール周りの設計が甘い」
 「仕上げが雑」「非自立式」「重い」 となりますね…。

あと24日には 大学に願書を出すに当たって添付する調査票を受け取りに
娘キノコの通う高校に伺ったのですが、
併せて
受験校の最終決定について進路指導の先生に懇談頂きました。
結論から言うと前期は バンザイシステムでもA判定が出ている事だし、
ほぼ鉄板ですからそのまま岡大に出しましょう でした、
そして後期については、愛大に変更しました。
広大後期は実質「センターの結果のみ」で合格が決まってしまうので
鉄板と言うにはセンターで93%は欲しかったんだそうです。
となると15点足りない娘キノコの得点では、6vs4で合格が見込めても
決して 8vs2でも7vs3でもないって位置だそうです。
となると広大によっぽどの思い入れでも無い限り、
何もわざわざ背水の陣を牽く事もないでしょう と、
それなら「前期がダメでも後期で鉄板」って状況を作っておいて
気持ち善く岡大を受けた方が 合理的じゃないですか?との御話を
進路指導の先生から頂いた事が大きかったんですね。
さてどちらの大学に行けるのか? 前期は2月25&26日です。

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娘キノコのセンター試験が18日の日曜日に終わりました。
自己採点によると822点 正答率は91%だったそうです わが娘ながらスゲー。
なので 前期 岡山、後期 広島 で願書を提出しようって話になりました。
ちなみに 90%を切っていたら 前期 岡山で博打して、後期 愛媛で手堅くまとめ、
さらに 85%程度なら 前期 後期 共に 愛媛 で勝負 とも考えていました。

実は夏以降の模試で 阪大でもB判定に乗っかって来たモノですから
前期 阪大、後期 名大 を狙うって話は如何か?と 思わないでは無かったのです、
そうなるとウチの家系初の帝大卒のバッチを手に入れられる訳ですからね
まあ「家名の誉れ」ってヤツです。
ただ阪大ってトコロが単位を取るのに尋常でなく苦労させられるって事は、
関西人で 少しでも教育に関心のある親なら知らない人の無い事実です。
俗に「京大の単位は空から降りてくる、神大の単位は道に落ちている、
 阪大の単位は大阪湾に潜っても、地面を掘っても見つからない」と言うそうで。
なので現時点で本人が研究畑に進みたいと強い意志を持ってでもいない限り
親としては ブランド名の為だけに 進学先として選ぶのは疑問ですし、
名古屋大に至っては帝大には違いないですが 関ヶ原以西の人間としては
失礼ながらイマイチどんな特色を持った大学なのか、ぴんと来ないのも事実です。

なので娘が、京大に次いで進級が易しいと噂される岡大を第一志望に選ぶ事は
厳しい中にも 大学生活をエンジョイ出来るんじゃないかな?との思いから
大いに後押ししていたんですね「その選択や善し」って。
尤も娘的には そう言う人脂にまみれた打算による視点ではなくって
母校の先輩が数多く進学している事から、縦の繋がりを活かせる点であるとか、
自分が育ち愛してやまない備後エリアに強い影響力を持っている点であるとか、
或いは「MUSCAT」と名付けられた 女性医師の出産後の現場復帰システムを
他の大学に先駆けて整備&充実させている点が好ましいであるとか、
そういった思春期らしい 真っ当な理由がその根拠であるそうですが。

ちなみに後期に広大を選んだ理由は、小論文すらない面接のみの試験なので、
「現役+広島県民+センター9割」の条件を満たしている娘キノコなら
まず鉄板だろう って話です、後期は勝ちに行く選択がデフォですからね。
なにしろ広島県は人口比率の医師数が ボロボロですから
少しでも若い医師を 出来るだけ地元に居着かせたい 筈ですからね。
その点 女子である点は些か弱含みですが、それ以外は完璧に満たしています。

次は40日後の前期試験です 我が事ではないのですがドキドキです。

memo:
英(183・181/48)ⅠA(100)ⅡB(94)国(174)化(100)物(100)地(71)
成人の日の3連休にT2-192の実用チェックをする積りだったのですが、
1月にしては暖かい、でも絶対的には寒い、そんな微妙な気温だったもので
無理に庭キャンする事ぁねえやな と、のんべんだらりと過ごしました。
そんなで時間が出来ましたので、娘キノコがお世話になるセンター試験会場の
福山大学を10日土曜日に下見に行って来ました。
実施日は17&18日です、随分先の話と思っていたのですが もう今週末…
高校の担任の先生によると JR松永駅からバスがピストンしているものの
運が悪いとバス停で寒空の下 結構待たされるそうですし、
JR自体も朝と違って夕方は増発していない為、乗り損ねる事も有るとか。
娘キノコの受験科目は5教科7科目ですから非常に長時間ですし、
会場は高速道路が横を走る山の中の立地、しかも初日は雨の予報ですから、
親馬鹿上等!で迎えに行くべし が趣旨な訳です。
この時期になっちゃうと こちとらが娘にしてやれるのは こんな事と
「みょうに刺激しない事」「明治R-1を切らさない事」位ですからね。
そして福山大学、住所表示は「東村町」ですが「東村で良いのでは?」って位
緑豊かな場所ですから、通学に車を使う事を学校も容認しているのでしょうね
大学の周囲に「1日200円」と書かれた日貸駐車場の看板が見られます。
これが結構な数なモノですから、少し早めに行けば埋まる事は無さげですし、
仮に埋まってしまったとしても、大学から1km程離れれば
近隣の方に迷惑を掛けずに「客待ち」が出来る場所も数カ所確認できました。
まあ問題なく迎えに行けそうだ と確認して帰りました、これが土曜日。

ついでだ 暇もあるしって事で、2次試験前期に願書を出す予定の
岡大さんにも、翌11日の日曜日に下見に行ってきました。
朝の福山は天気が良かったので小回りのきくスクーターを使ったのですが、
途中で小雨が降ってきました、失敗したわあ 寒かった…。
岡山市は60kmしか離れていませんから「隣町」レベルの距離なのですが
体調、交通等々のトラブルも無きにしもあらずですから 備えあれば って事で
試験前日と当日は、駅前で宿を手配済みです、親馬鹿 ry)。
確認事項は「宿から駅へのアクセス」「駅内バス停の場所とアクセス方法」
「岡大周辺のバス停へのアクセス」と、バスを使わない場合は JR津山線の
法界院駅下車&徒歩の予定なので「岡大までの道順と時間のチェック」です。
バスは「本数が多く会場の目の前がバス停だが 時間が読めない」のに対して
JRは「その逆」ですから、どっちが良いかの検証も兼ねて でもあります。
ちょうど当日に TOEICが岡大さんで開催されていましたので、
本来人影がまばらになる筈の休日だったのですが、シュミレーションには
お誂え向きの条件でした。
ただ2次試験当日の集合時間は 8:45ですが、到着したのが10:30だったので
TOEICの受験者は捌けた後だったようです。
なのでいまいち精度は低いのですが、それでも道は結構混んでいましたから、
ここから考えても JRの利用が正解のようですね。
それにバスの匂いが苦手な 娘キノコですし、昨年の受験生のブログを見ると
駅のバスターミナルは超満員、道中も渋滞で1時間程かかったとの事ですから
これでは悪くすると体調を狂わせちゃうのでは?と不安でもありますしね。
JRだと混んだトコロで東京じゃないですから乗れない事はないでしょうし
乗車時間自体は 4分間ぽっきりですから、こちらの方が色々と手堅そうです。
駅から会場まで徒歩で10分程度かかる点が裏目ですが、これにしたって
適度に体を動かした方が頭も働くって事で 考え様によってはベターでしょう。
それに当日は岡大さんのボランティアの方々が、受験生達が迷わないように
辻々に立って下さっているとの事ですから 安心ですしね。
なので A案(本案)は
7:05に出発・道中のコンビニで昼食購入(10分)し、徒歩15分で9番線に到着・
7:32発 津山行き乗車・7:35法界院駅着・徒歩15分で 7:50試験会場入室。
あるいは B案(予備案)として
7:35に出発・同上の流れで 本案より5分余裕を持って9番線に到着・
8:07発 津山行き乗車・8:11法界院駅着・徒歩15分で 8:26試験会場入室。
A案では1時間前に着いてしまうので早過ぎるのですが、アクシデントが
有った場合に備えて予備案を用意するとなると、このプランとなりましょうね。
その後、倉敷の三井アウトレットパークに寄ってゴディバでちょこっと買い物、
これが日曜日。

ところで この年末からテントの T2-192、-24℃対応の中華シュラフ、
普段使いのダウンジャケットと、ヤフオクでの落札好いている僕なのですが
今回さらにもう一つテントを買いました 物欲モード満開です、
モノは「VISON PEAKS ファミリードーム エクリプス」ってテントです。
この VISON PEAKSってのは、スポーツ ヒマラヤのPVだそうで、
近所にこの系列店が無い僕には馴染みの薄い名前です。
名前からして判る通りファミキャン用の定員5人の大型テントです、
正確な寸法が分からない(どこにも書いていない!)のですが
おおよそ3m足らず☓4辺と言った所でしょうか。
結構古いタイプらしくて 耐水圧の数値等も調べが付かなかったのですが
ベントさせたメインポールや、サイドドアの為のポールも付属している等の
丁寧な造りからして、恐らく実売価格は1.5万円前後ではないでしょうか?
これが12日の成人の日の昼過ぎに配送されてきました。
ヤブレや部品の破損 欠品が無いかをチェックしなくちゃね なのですが、
大きすぎて自宅の庭では展開できませんので、店の駐車場に持って行きます。
開梱してみると、当然ですが一つ一つのパーツがデカくて
「ホンマに独りで組み上げられるんかいな?」と怖気づきましたが、
意外と簡単で 説明書を見い見いだったのに 10分程度で形になりました。
ただ数値上では、幅が1.5倍、高さも1.5倍に過ぎない筈なのですが
幕体が昨今のように濃い色ではなく 白ベースで膨張色の配色だからでしょうか
2人用以下の大きさのテントを見慣れた目には 実際以上に巨大に見えます。
組んだ姿を写真に撮っておきたかったのですが、何しろ駐車場の事です
下が舗装されてますからペグを使えない中で 折からの強風に3度ほど 
ブッ飛ばされそうになったので、早々に撤収しました。
なおインナーの天頂には、気持ち程度のメッシュエリアが有りましたが
フライにベンチが開口してませんから 秋以降はフライ裏の結露が酷そうです。
ただ4方向の壁全てにメッシュドアが付いている事と、
同じく壁4面共にフライとインナーの間に前室を確保出来ている位に
空間が十分に確保されている事から、夏の風通しは良さげな感じです。
また形が ごくふつうのドーム型なので、前室はあまり広くありませんが、
全壁にドアが有るおかげで、出入口には靴を、出入りしないドア前には
汚れ物等 室内に持ち込みたくない物を置くスペースとして使うと言ったように
4つのフライ-インナー間のスペースを有効に活用できます。
そもそもコレの購入動機は「災害時の緊急避難用」としてだったのですが、
一度は家族でキャンプをしてみたくもなってきました。
まあ多分来年大学生の娘キノコは付き合ってくれないでしょうから、
嫁と僕と 犬2頭で気候の良い時分にでも…
Xmas がこっとっしっもお やってくる♪ by 達郎の嫁 ってなもので
よいこ達が大好きなイベントが近付きつつあった とある12月の出来事です、
コレを書いているのは 明けて2015年も3日になってからなのですが。
実は僕の誕生日が
Xmas の前日なので、毎年妙に浮かれてしまいます、
三角のキンキラ帽子でも、被ってやろうかくらいの勢いです。

去る12月中旬に やって来た
サンタならぬ強い寒波の中で物好きにも
極寒シュミレーションをした事は前3回の続き物ブログで報告した通りですが、
その際に使ったBUNDOKソロの居住性に 今更ながらですが
改めて「窮屈だなあ肩凝るなあ」と感じました、まあその分軽いんですけどね。
少し広いテントとして
手元に mini200も有りますが なにしろ非自立タイプです、
ベグが利かないと張れない為、ある程度設営場所を選んじゃいます、
そこでイッチョ広めの
自立式テントが欲しいな …と オクを巡回していました。
そんな12月18日に
ドッペルギャンガーエアフレームテントT2-192」って
トンネル型の 何だか面白そうなテント(左の紫の方)が引っ掛かって来ました。
名品HILLEBERG NALLO2(赤い方)」に なんだか似てるなあ ですが、
トンネル型は多かれ少なかれ、こんな王
蟲っぽいシェイプに収束するのかも。



面白い点は、フレームがポールではなくエアチューブなトコロです、
寡聞にして日本のメーカーではこんな奇天烈なのを僕は知りません。
パッと見た感じは 上記 ナロ2に似ていますし 寸法も、
ナロ2が室内220×130、最大高100、全室長115に対し
T2-192は室内220×125、最大高105、全室長90と近似値です。
ただしポイントとなる
スペックは全くの別物で
ナロ2は
重量が2.3kgでチョー軽量価格も約9万円とチョー高価、
それに対して
T2は重量は2倍の4.5kgと、2人用としてはヘビー級です、
一方お値段の方はというと
実売で一万八千円前後と、まあ普通の価格ですよね。
ただ定価
は三万四千円と、安テントブランドのドッペルギャンガー社にしては
同セグメントのテントの中では最高額の値付けとなっていますけども。
また前面に押し出しているコンセプトも両者は正反対と言っていい位違います、
ナロ2は
超軽量、引き裂きスコアが高い素材を奢った幕体、
工夫を凝らした空調機構、シンプルな設計ゆえに可能な素早い設営等、
砂漠や雪山をマジで攻める為のヘビーデューティー仕様です。
T2は他テントにはない、空気を入れて徐々に立ち上がってくる楽しさ」
空気を入れるだけの新世代テント」イロモノとしての面白さを謳っています

でも「T2って
結構サバイバル性能が高いのでは?」って気もしています、
と言うのは 上記以外のコピーに
「作業手順が明確なシンプル構造」
そして「エアフレームには強度の高いTPU素材を使用」と書かれており、
前者から「荒天時でも速やかに設営でき、シンプル故に壊れにくい」ですし
後者も「フレームが折れる事はないし、素材的に破裂もし難い」と取れば
かなりの風雨にさらされても耐えられそうに思えるからななんですね。
またアウターが単なるフライではなく 底があるシングルウォールテント状で
その中にメッシュインナーを吊り下げる構造なので 2重底となりますから、
地面からの水の浸透にも大きなアドバンテージが有ると思われます。

でも本来
僕はカヤックキャンパー(の積り)ですから その視点から考えると
砂浜でペグが全然効かない時にも何とかなる自立式テントこそが必要で、
非自立式でもあり、天井も高くないT2は 別に欲しい訳では無かったんですね。
でも酔っ払っていたんでしょうね~つい「とりあえず5千円でポチッとこうか」
「コレ未使用品って事だし、実売の1/3足らずじゃあ落ちゃあせんっしょ」と
冷やかし入札の積りだったのですが…
「おめでとうございます!!あなたが落札しました。」ですって あれま。

12月24日に現品到着、まあXmasプレゼント ToMeで良いか的なノリです。
週末の27日に、ソレをまた例によって庭に持ち出して チェックです。
まず日の有る内に設営してみます、確かに設営は本当に早く出来ます。
ただし
本体に「ピンっ」と美しくテンションが掛かりません、何故?と見てみると、
「エアフレームと、フライを繋げるベルクロが5ケ所しかない」為と
「エアフレームを構成するチューブを内蔵する袋状のカバーの縫製がアバウトで
 片側のチューブが引っ張り上げられて カバーの底までチューブが届いておらず
 押さえが利かない分、その側が微妙に傾いてしまう為」の様です。

その緩みっぷりたるや、弛んだフライがインナーメッシュと触れてしまう程で、
これでは一定以上結露すると インナーがかなり濡れてしまう恐れがありました。

前者の問題は、短い後ろチューブでは無視できるレベルなのですが、
長い前チューブで夜露死苦ない感じです。
ベルクロを2ケ所位 縫い付けてやって増設すれば解決するのでしょうが
僕も僕の家族にも、裁縫スキルが無いものですから泣くしかないです うわあん。
後者は カバー下端の隙間に、硬質ウレタンを仕込む事で若干の改善を見ました。
更に ガイラインを前方に2本張る事で 本体部分にソコソコの張りを生み出せ、
インナーとフライの接触も解消できたので まあヨシとします。
でも毎回必ずガイラインを張る必要があるなら
結局、普通のドーム型と
同じ位の
設営時間が掛かってしまいますから「素早く設営できる」点について
アドバンテージは無くなってしまうのですが。
でも話を聞くと ポップアップ型テントなんかも「とりあえずの設営」は秒速でも
風が吹いても安心な形にまでセッティングすれば、結局 出来の良いドーム型と
大差ない時間が掛かっちゃうとの事ですから、まあそんなモノなのでしょうか。
あと やはり4.5kgは重いです、空調機能が良好で結露が酷くなければ、
冬にはインナーを外してしまって シングルウォールものとして使うのも良さそう。
じゃあ夏の使い勝手はどうだろう?ですが、そもそもフライ自体が無いので
「フライの裾」は当然無い訳ですから 下方からの温度の低い外気の導入は
トンネル出入り口からしか望めない上に、 反対側の開口部が小さ目な事から、
空気の抜けは甘そうですから、夏時期には使い方が難しい商品っぽく思えます。

良い点にも触れましょう、まず地面からほぼ直角に立ち上がる幕体の恩恵で
室内高は数字以上に高く感じられますし、その結果 結構広く感じられます。
あとT2にはフロア付き前室が有りまして、これが思ったより便利です、
ワンポール物と同じく、靴を履く等の動作時に腰を伸ばせるので助かりました。
更にポールを使うと 前室部分を グランドシート付き
タープとして使える為
雨天の時など ちょっとした調理に便利そうで、これはなかなか素敵です。
ただタープにもなる入口カバーは、両サイドのジッパーで戸締りするのですが
その下端は、それと接するアウター部分と若干オーバーラップしているだけです。
強く風が吹くと捲れちゃって、吹き込んで来そうなので不安なんですよね、
ここはベルクロか何かで 止められる様にしておいて欲しかったなあ です。
これは強力両面テープでベルクロを3ケ所 後付けしようと思っています。

まあこんなで、何かの縁でウチに来てくれたこのテント。
今回は設営しただけなので、実際の使い勝手については
10~12日の3連休にでも 庭キャンをして、確認してみるとします。

明けましておめでとうございます 遅筆なもので年を跨いでしまいました、
夜半に雪が降ったようで 凝固熱のお陰でか あまり寒くは無いのですが
白い正月になりました。
今年受験の娘キノコの達ての要望で ケチケチの我が家にしては珍しく
福山の街中の名店「ビストロ ガリュー」さんに お節をお願いしました、
併せて朝から開けた コンチャイトロのディアブロでベロンベロンです。
おそらくこの先 もうこんな贅沢はしないでしょうから、記念に うぷ。

愛犬&一ノ重 二ノ重 三ノ重

で、続きです 最後に結露の問題に触れたいと思います。

結露とは、呼気中の水蒸気の温度が それ以下の温度の物、
例えばウォール、フライ、テント内の備品等に触れる事で下がり、
その結果 露点が下がる事で凝固する現象ですね。
そして気温が下がる程、空気の単位体積あたりの飽和水蒸気量が減る、
つまり相対湿度が上がりますから、結露しやすくなります。
「肌寒い朝のウォール内面が水滴だらけ」は よく見る光景ですよね。
結露は 短期的には前ブログで触れた 雨漏りや地面からの湿気以上に
装備を濡らし結果として体温、体力を奪いますし、
長期的にはカビや 微生物等の繁殖を助長してテントの寿命を縮めます。
人が生きて呼吸している以上 発生を無くす事は難しいですが
疲労回復を妨げる障害となりますし、何らかの工夫で対処したい問題です。

基本的に 呼気の温度は室温や外気温より高い(除:真夏の日中)ので、
暖かく 軽く そして湿り気を帯びた呼気はテント天頂部に滞留し
そこで結露する事が多い訳ですから 対策の基本は以下の2つとなります
「テント内外の温度差を減らす」「湿った暖かい空気をテント外に排出する」。
但しその方法は 室温維持を考えると、一年中同じと言う訳には行きません、
寒い時期と、それ以外の時期では 違う考え方が必要になってきます。
夏のジメジメ対策なら単純に「テント内に風を通して…」でOKですが、
冬にそんな事したら、間違いなく体調を崩してしまいますからね。

さて「室内の空気の循環」には 外気導入&内気排出の両方の開口部が必要と
前ブログでも触れましたが、結露対策には その「位置」と「大きさ」も重要です。

特に フライの頂上に 排気用として1つだけベンチが開口しているタイプは
フライの裾を吸気口にする設計ですから、上手く外気を導いて昇らせないと、
ほとんど室内の空気は流れてくれない=結露が酷い事になる様です(図A)。
またいくらフライに「IN-OUT」の2つのベンチが開口していても
導入された外気が直線的に流れない配置だと 流速が落ちますから、
滞留時間が長くなる=湿った空気が冷える=飽和水分量が低下する点から
結露する可能性が高くなります(図B)。
更に言うと同じ直線的な配置でも、登り窯の様に  INよりもOUT側を高くして
湿った暖かい空気がスムースに上昇して外部に抜けられる形になってないと
やはり滞留時間が長くなり、結露について不利になるようです(図C)。

また これらが上手に設計されたテントであっても設営の仕方が悪いと
その能力を十分には発揮できません。
例えば ベントが開いていない(そらアカンやろ… です)、
幕体の張りが甘く、垂れている(空気の流れがスムーズでなくなる)、
フライとインナーが密着している(外の冷気を遮る空気の層が不足)、
風向きの読みが甘い (通常は開口部を風下に向ける設計) 等ですね。

次に まず暖かい気候の際の結露対策です。
これは雨天時等、絶対的な水蒸気量が増えている時の話ですね、
呼気程度のお湿りは無視できる状態と言って良いでしょう。
さてこの時期の暑さ対策の空調は前ブログで書いた通り 、
冷たい外気を大量に導入できればソレでOKですから
最も低い位置 つまりフライの裾から取り込むのが早いのですが、
これは地面が DRYコンディションにある場合の話です。
地面が濡れている状態だと、同時に地熱で蒸発した大量の湿気まで
テント内に侵入してしまい、悪くすると露浸し状態になってしまいます。
ベンチレーターが2つ以上有る事が前提ですが 対策としては、
「より下方」にある開口部が外気導入口として働く様に考えて設営する、
つまり通常なら「入口の反対側」を風上にしますが それには拘らず
IN側として使いたいベンチが開口している面を風上に持って来る訳ですね。
尚 この際の開口位置の理想は、地上2~30cm辺りって所でしょう、
高過ぎるとテント下部の空気の循環を産むことが出来ず暑いですし、
低すぎると湿気を拾ってしまうのが その理由です。

最後に寒い時期の結露対策です。
暖かい季節との違いは、テント内全体に対流を起こしたく無い事です、
でないと自分の周りに留めておきたい暖かな空気の層が、
どんどん引き剥がされてしまい、悪くすると寒くて寝れない事になります。
なので話としては、テント天頂部に滞留している 湿った空気のみを
しかも必要最低限の量だけを排出する と、いきたい訳です。
その話だと IN側ベンチがフライの「裾」だったり「下部での開口」では駄目で
「上部の中位置」辺りに設置されているのが丁度良い訳です。
そしてOUT側ベンチは「上部の上位置」に開口させ 登り窯のような形で
湿った暖かい空気「のみ」が緩やかに排出される形が望ましい訳です。

まとめれば ファブリックの幕体のテントと比べると フルメッシュのテントは
空気の流通が良好 って言うか ダダモレですから、
フライの下方向にダクトが有ればソレをしっかり閉める事と、
フライの裾を出来るだけ引き下げて隙間風が入りにくい様にする事で、
テントの内外では空気の対流が起こさないようにした上で、
結露防止にテント天頂部付近でのみ 外気との交通が生まれるように
出来さえすれば、理論上は厳冬期でも使用可能だと考えられる訳です。

ただファブリックのテントと比べて不利なのは「ダダモレ」つまり、
フライとインナーの間に隔離された空気の層を確保できない点で、
ココについては シングルウォールよりも重くて嵩張るのに、
シングルウォールと 同程度の性能しか無い マイナス点と言えるでしょうね。
とは言え、僕的には そこまで嵩と重さに拘らない使用方法なので、
「直接に結露した水滴が装備に掛からない水避けになる」点と
「夏に蚊帳的な使い方」が出来る点で、シングルウォールのテントや
ファブリックインナーと比べて最もバランスが取れたアイテムと思うのですが…
どうですかっお客さんっ byアントン 。

しかしコノ手の「理屈をまとめる」って日記は、裏を取ったり 、
思い込みが無いかをチェックしたりに、時間が掛かりますなあ…
下書き自体は10日程前には出来てたんですが。
まあ尤も、その類の確認作業をしなかったら僕程度の知識では
嘘八百だらけの記事に なってしまうからしょうがないんですけどね。


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