高校の授業で経済学を教わっていたのは
もう30年以上も前の事なのですが、
なぜか今でも覚えているのが「資本は有限、欲望は無限」。
資本主義のメインテーマの一つですね 時は急ぎ足で byひろこ。
言うまでもなくコレの意味する所は
「だから経済学を学んで最適解を導こう」なのですが、
「欲望を無限にするからシンドイんよね」
「別に身の丈に合ったものでいいじゃん」と僕は思っていました、
まあ 覇気がないって言うか、妙に悟り澄ましたガキだった訳です。
とりたてて世の中を斜に見ているつもりは無いですし、
どちらかと言うと 常識人の態を装っているつもりですが、
色んな意味でガキがそのまま歳を喰ったのが僕ですから、
人と同じでないと不安 とか、人の目が気になる なんて
そんな上品な育ちは していない訳です。
でもほらアナ雪の エルサも歌っているじゃないですか
「ありのままの自分になるの わたしはじゆうよ」って。
…自由は生きてく上で大事ですよね?だからこれで良いかな と。
これ。
で 何の話かというと スクーターの話です。
こんな僕の立ち位置は、関西で言うところの「へんこ」
つまり「迷惑は掛けないが EXSTREAMな存在」です、認めます。
そんな僕ですから、大排気量のバイクを使ってのキャンプ、
このやり方の方が正統派だって事は百も承知なのですが、
イマイチ感動が生まれないんですね。
当たり前の事が当たり前に処理される、予定調和的な安定…
これはもう日々の暮らしで十分堪能してるじゃないですか と。
「おもしろい遊び」って 特に外遊びって、そう言った
日常からの逸脱って要素を多分に含んでいる様に思うんですね。
で、そんなディストーションが掛かった僕の志向で
「街乗り専用だよね」って風情の50ccを眺めていると
「これでキャンプに出たら、オモロそうやなあ」と…
まあ、いかにもな話な訳です。
そんなでこの11月第1週の外遊びはカヤックではなく、
原チャリツーリングキャンプになりました。
でも実は カヤックの時みたいに周到な計画ではなかったんです。
そもそもこの3連休は晴れたらカヤックでのキャンプを
芸予諸島方面で楽しむ積りで計画を練っていたんですね。
ところが連休初日の土曜日は雨、しかも風邪気味だったので
無理するこたぁない と中止、事務仕事を消化して終えたんです。
翌日曜日、カヤックキャンプに出る気になっても対応できる様に
いつもと同じ6時に起きたものの、天気も体調もイマイチ。
朝食を済ませてダラダラしてると段々外が明るくなってきました、
時計を見ると10時、カヤックじゃキャンプは無理だけど
バイクでなら今から出ても十分間に合うなあ… よし行こう!
何かで都合が悪くなったら引き返せば良いだけだし
イザとなれば 男一人受け入れられる安宿くらいあるでしょ?と
極めて行き当たりばったり 思い付きの出まかせな計画でした、
まあ陸路だからこそ出来る、呑気な話ですが。
ちなみに そんな僕の座右の銘は「いいかげん が 良い加減」です、
理想の人物像ですか?無責任シリーズの植木等さんです、
トニー谷さんも好きだけど、頭の良さが目立って少し窮屈かな。
実際の旅行記は次回以降に 続きます
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