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広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
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プロフィール
HN:
けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
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目が醒めました まだ暗いですが時計は既に6時、いつもの起床時間です、
30日は暖かい朝で 目覚め爽やか、さて今日どうするかを決めなくちゃ です。
①「魚島諸島に遠征」
②「船折瀬戸へのリベンジ&能島漕ぎ上がり」の両者の内
どちらかにしようかな と朝食を摂りながら絞り込みに入ります。

①は 「し~らな~い~う~ううみ~を~」漕いでみたい その思いです、
まあ小僧達がポケモンをコンプしたいのと同じ心理ですな。

②は 今年の夏に、船折瀬戸について「怖いから もう来たくない」と、
弱音を吐いてしまった事に忸怩たる思いが残っているんですね、
これを克服したいってのが一点。
あと上記と同日に 鼻栗瀬戸で逆潮に難渋させられた折に、
エディの読みと そのキャッチが甘くなっていた事と、
漕ぎ上がりの際のテクニックを忘れてしまっていた事について、
後から「ああすればよかった、こう漕げば良かった」と思い出しては
結構悔しい思いをしていたんですね。
この思いを成仏させようか、どうせなら より難易度が高そうな所で…
ヨシャ 能島の横の狭くてキツイ方の瀬で行ったれ ってのがもう1点。

①だと逆潮の中で約50km… うーん、これは体力的に流石にキツそうです、
日没までに撤収できそうにない上、夕方に雨が降る予報が出ています。
やはりこの海域は来年の初夏以降の楽しみに取っておきましょう。
そんなで30日のプランは「鵜島1周後、弓削大橋をくぐって帰る」に決定。
再度掲出

積載が完了したのが7時15分、沖浦から船折瀬戸までが約30分の距離、
この時間帯は西流かつ北流なのでこの海路については追潮になってくれます。
但しいくら小潮とは言えども 時間的には、最も潮流が激しい時間帯です、
鵜島の北東端が近付くにつれ、オラ何だかドキドキしてきたぞ です。
伯方島側のエディ、つまり船折瀬戸キャンプ場の真ん前でスカウトします が、
静水プールではなく、グルグル回されて 油断すると弾かれそうなポケットです。
写真左はそこからの最檄潮部のショット うーん凄さが伝わんないなあ…。
兎に角 一旦バウを上流方向に向けてストリームインからフェリーグライドで
渦がグワグワ沸いてる所の手前でバウラダーを入れて突っ込むべし… の積りが
あらら 手前の渦に回されて、ラダーを入れてないのに本流に入ってしまいました。
こっちはこっちでボイル沸きまくり、渦巻きまくりで、なかなかにスリリングでしたが
最大デンジャラス部のヤヴァさには程遠い「適度で」「快適な」スリルでした、
僕がこのたび克服したかったのはコレじゃあなかったんだけどなあ トホホ。
右の写真は本流からストリームアウトして鵜島側のエディに入った時のもの、
写真中央にヤヴァそうな渦と、キャンプ場が写っている筈です、見難いけど。

見難いのでアップ ↓             グリっと頭を左に巡らすと ↓ 大島大橋が。

「じゃあなかったんだけどなあ」と言った所で、デンジャラスゾーンまで戻ろうにも
僕の力では漕ぎ上がり切れそうにはありません、って事は再突入するには
鵜島をグルッと一周するよりありませんが、そこまでは酔狂にもなれません。
仕方ないので「折角だから」と、遡上可能限界点な所まで近付いて
再度ストリームイン、プチジェットコースター感覚をもう一度楽しみました。
まあ船折についてはコレでよし とします。

さて見近島と能島の間に漕ぎ進みます、ココは海流が勢いを殺しあうのか
微妙に渦を巻いていますが ほとんど流れは無く、瀞場と言って良い状態です。
ここで北を向いて ↓ 見近島、南を向いて ↓ 能島の東の瀬を写真に収めます。
爽やか~な 見近島界隈の秋空に比べて… どーなってんの?これって、
何だか能島を抱く 宮窪瀬戸の空が不穏な空気を孕んだ様な空の色です、
「ホントに出来んのかぁ」との不安が、いや増すってモンです、
「エライ目に遭わせてやる」と、海に言われてるような気がしてきます、
そして精神的発汗で眼鏡を曇らせている「渋い中年」ではなく、
「渋い顔をした中年」のワタシです、マジ不安でしたから。

ビビリながらソロソロと瀬に近付いていきます。
以前の大潮の時に来た折はリップに吸い込まれる感じでしたから
今回は跳ね返される感じか?と、手前から加速を付けて飛び込んでみると…
あれ?逆潮と見てハッキリ判るエリアに スポっと一艇身半程入れちゃいました。
なんだよおやっぱ小潮じゃこんなもんか、ビビって損しちゃったぜ と漕ぎつつ
能島を見ると…前に動いています、んな訳は無い、やはり潮に戻されてます。
うわあ 鼻栗瀬戸と同じだア、しかしあちらほど複雑なエディやボイルが無いので
逃げ場を拾いつつ進めません、力漕ぎに漕ぎ上がるしか手が無さそうです。
さらにピッチを上げつつ 出来るだけ遠くにパドルを刺します。
景色は止まりましたが、後ろには流れません、まだパワーが足りない~。
仕方ないので反則技です、刺したパドルを引く際にボート競技みたく
背筋をフルに使って胴体を反らす様にして、ガッツンガッツン漕ぎます、
川船なら1パドルでスターンが喰われて前に進まない、悪くすれば沈ですな。
でもこの度は長ーくてボリュームタップリのお尻が素敵なシーカヤックです、
10パドルほどで急に すい~っと進みが速くなります… 瀬を抜けたようです。
急いでエディをキャッチして、振り返って今抜けた瀬をパチリ。
「やった~」と喜ぶ顔を自分撮りで パチパチリ、年甲斐も無く嬉しそうな顔でしょ?
ええ嬉しかったんです、眼鏡は体温上昇による発汗で曇っていますが。


ところで今回のウェアについて少し。
今回のコンセプトは「さっと着て さっと脱げるウェア選び」でした。
と言うのは、冬になると生来のモノぐさに 寒さが輪を掛けてしまいまして、
小春日和ってモノも有ろうに、例年全くカヤックから離れてしまいます。
これが如何にも惜しい と、何とかならんか? と、悩んでいまして、
これへの回答が「ウェアの脱着を簡単にしたら気安く海に出るんじゃね?」
だったんですね。
つまり 水の浸入を防ぐ為なので文句を言う筋合いでない事は判っていますが、
首や袖口の強力な締め付けの ドライやセミドライを 着て 脱いで しかも
震えながら身体を拭いて… これが海から遠ざける要因じゃないの?と。
普段着の上から ササッと着て タタッと漕いで パパッと脱いで撤収、
これで行ってみよう と、今回試してみたんですね。
具体的にはジーンズに、化繊のロングTシャツの、正に「普段着」の上から
「下:ソックス付きチェストハイウェーダー→M寸の僕ですがゆったり3Lを選択
「PDF」
「上:完全防水のポンチョ→ゆとりmax、PDFの上から着てもまだ体が遊ぶ」
「スプレースカート」の順で装着します。
ただしこのポンチョは所詮雨具、袖はゴム&ベルクロ程度のガードなので
100均で買った、ガーデニング用だったかな?防水素材の袖抜きで覆って
袖口からの海水の浸入を防いでみました(上の右端の写真の緑のソレです)。
さて評価ですが、海水に濡れる事は全く無いです、脱着も大いに楽で早いです。
着心地もユッタリと快適(そりゃ上下とも メチャオーバーサイズですからね)です。
問題は透湿素材でない為、かなりムレてしまう事です、
横着してパンツを普通のトランクスにしていたらグッショグショになりました、
海水は全然浴びてないのに、かいた汗のせいで
漕いでいる時は気にならなかったのですが、上陸時には結構寒いくらいでした。
が、そもそも海パンを穿けば無問題な点ですし、
ちょっと漕いだ位でそこまで発汗するのも気温が20度だったからと思われます。
仮に冬でも汗をかくほどだったとしても、余程酷い酷い状態でもなければ
着替えずとも帰れますからね、海水で濡れたままで車に乗るのは願い下げですが。
もっともロールをしたら、さすがにポンチョ内にはそれなりに海水が入るでしょうが、
ウェーダー内には、PDFで締めている事もあって、まず入りそうには無いです、
そりゃ沈脱したら、ビショるのは当然ですが…まあ瀬戸内海で沈脱はないでしょう。
そんなで今後の冬場のウェアとしてのこの組み合わせ、結論としては合格です、
念の為パドリングジャケットとアンダーの替えは携行しようとは思ってますけど。

さて週末の話に戻ります、息が整うまで3分ほど艇上で休憩して、先に進みます。
小潮とは言え ルートの都合上、相変わらず午前中は逆潮で漕ぐ事になるので
船足はドン亀ですが、気温といい天気といい、ホントに明日から師走なの?
ってくらいに素敵なカヤック日和の中、ゆっくりと でも ゆったりと漕ぎ続けます。
燧灘を約3時間ほど漕いで、佐島南端東側の浜で10分ほど休憩します、
時計を見ると12時前です、小腹が減ったのでゼリー飲料を1つ使います。
浜に座って魚島方面を見ると、釣りの船 船 船… 魚群に群れる鳥の様です、
なんだかミャア ミャアと声が聞こえてきそうです。
  

先週伺えなかった大黒丸がある弓削港を過ぎ、約7kmの海路を
1時間半かけて漕ぎ、折古浜に戻ります、この頃から濃い雲が現れだします。
2時過ぎに全てを片付け終わり、カヤックをカートップ と 同時にポツリ、雨です。
あれだけ良い天気だったのになあ、間に合って良かった と、帰路に着きます。
流石に空腹に耐えかねて、大浜SAに立ち寄ります、結構降ってるでしょ?
食したのはシラス嫌いの僕なのに 何故かシラス丼定食。
付属のダシ?タレ?をタップリかけて頂きます、なかなか美味しかったです。
この週末も 大変楽しく遊ばせて頂きました!
 
 
記録:キャンプ15/10泊 ・ ぷかり35/30回
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