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広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
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プロフィール
HN:
けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
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今週は 山の神様が、大学の同窓会って事で京都に一泊で出かけます。
そんなで犬の世話と留守番を任されたので、今週はNOカヤックWeekでした。
埋め草って訳でも無いのですが、こんな折に「漢方」の纏めを作りたく思います。

「漢方」と聞くと、普通は
張仲景の手による「傷寒論」を中心に発展した
「湯液」つまり「中華式薬物療法」をイメージする事になります。
ですが僕は針屋ですので、入り口が「難経」だったんですね、六十九難とか。
言うまでもなく難経は針治療に特化した経典ですし、ソレに育てられた僕の視点は
湯液を語るにしても、どうしても難経的なトコロからの発言になってしまいます。
しかし
張仲景も「素霊難を元に云々(成立は難経が先)」と自著で語っている事から
根本思想や運用時における、両者の齟齬は本来ならば生まれない筈です。
なので「漢方」では、陰陽五行から三陰三陽に行って、素霊を絡めてから、
その上で難経を纏め、最後に傷寒方面に話を広げようと思っています、僕なりに。

これってかなり大きな事を言っているので、時間が相当掛かりそうです。
しかもカヤックに行けばそっちの記事が優先だし。

さらにそこに、「中華式薬物療法」の歴史や背景となる哲学を乗っけてく積りです、
クドイ事だな とは解っていますが、私的にはこれらの理解は必然と感じています。
なぜなら井沢元彦曰くの「今も昔も分かりきった事は文書として残らない」からです。
数世代を超えて生活環境が変化すると、分かりきった事=常識と思われる事ほど、
分からなくなってしまい勝ちなのねな例を一つあげてみましょう。

昌泰2年(899年)2月14日早朝、菅原道真右大臣に任じられましたが、
さてこの日の夜に行われた祝賀会の席の上空に、輝くお月様の月齢を答えて下さい。
ちなみに江戸時代以前の普通の人なら、ほぼ全員答えられるはずです。
答えは「小望月」つまり
14日月しか有り得ないのです、
なぜなら
当時は旧暦なので、必ず日と月齢が一致するからです。
しかしそれを「あたりまえ」と言える常識は、
現代に生きグレゴリオ暦に慣れてしまった
私達からは、既に失われてしまっている訳です。

さて素霊難は後漢前後に成立したとされています。
その時代の人々によって書かれた文章の意味を取り違える事なく理解するには、
当時の「常識的な知識」位は押えておかないと不可能であり、
またその「常識」はどのような経緯を経て定着したかを分った上で学ばないと、
資料を解釈する時点で、自分流に捻じ曲げてしまう可能性が高まります。
それを防ぐには どのような歴史の大きな流れの中で、
その経典が如何にして生まれたかを知る事が、一番まちがい無い様に思えます。
ですから素霊難に付いて書く前に、陰陽と五行について勉強しようと思います。
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