忍者ブログ
忍者ブログ [PR]
広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
[35]  [34]  [31]  [33]  [30]  [29]  [28]  [18]  [27]  [26]  [25
プロフィール
HN:
けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
[03/25 懐園]
[03/07 懐園]
[03/01 懐園]
[03/01 懐園]
[02/11 バラキ]
忍者カウンター
P R
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ここの所 漕ぐと言えば、しまなみ方面ばっかりです。
今回も同じくでして、尾道の住吉花火大会に行ってきました。
さてこの花火の打上げは尾道市役所前の海上からですが、どこで観覧するか?です、
まあ海上で観ることは鉄板なのですが、どこの海の上なのよ ですね。
打上げ中と その後30分間は、その海域への船舶の進入と航行が禁止されます。
なので打上げ場所より三原側にいると、足止めを食らってなかなかキャンプ地に
帰して貰えない事になりますから、福山側か三原側かどちらで観覧するか迷う所です、
勿論どちらサイドであっても、花火はバッチリ見えますけども。
そしてこの日は花火打上げ2時間前から 潮が上げ(この海域では西&北流)に加え、
僕の漕力 + 手漕ぎ舟では、大潮の最強潮流を遡上するなんて出来ません。
従って向島を反時計回りに帰ることは不可能な訳で、基本的に福山側で観ようか です。
ただ、下の写真の右側は 駅前から見たクレーンのライトアップなのですが、
この幻想的な景色は三原側からしか見れないんですね、残念ながら。



また観光地&狭い土地の尾道では、悩ましいのが駐車場所の問題で、
同じく観光地&狭い 鞆の花火の時は、当てにしてた浜が
閉鎖されてる事を知らずにエライ目に遭うところでした。
今回は尾道水道を東に抜けた先にある 浦崎って半島の先端(戸崎って言うらしい)
ここの漁港の駐車スペースに一晩置かせて頂く事にしました。
これまで因島方面への出港は、向島の立花や干汐を選んでいたのですが
この度は 海水浴シーズン真っ只中であり、花火客が加わる事もあって、
はたして昼過ぎに向島に入って、スペースが残っているか?が怪しかった事が1点、
そして今回はソロ行きなので、場所の選定に失敗しても自己責任で済むから
冒険して新出港場所を開拓したかった事の2点から、こちらを選びました。
実は地図上では、約25kmと こちらの方が7kmほど近いんですが
道幅が狭く速度が出せない為、到着時間が却って掛かってしまうんですね、
それに分かり難いっちゃあ 分かり難い場所ですし。

そして加えて悩ましいのが観覧場所と、テントの設営場所です。
まず観覧場所の尾道水道ですが、ここは幅が狭いため中々流速が出る場所でして、
しかも予報に拠ると、当日は2.4ノットまで出るそうな。
つまりこの間エライ目に遭った、鼻栗瀬戸程度には流れている筈ですから
機嫌よく留まっていられるようなエディは有るのか?ここが未知数でした。
こんなに狭い…

さらにテントを張る場所です。
大潮だと3m位の干満差が生まれますから、いい加減な所に設営すると
かる~く 水没します、だから小高い浜でキャンプしたいんですね。
具体的にこの海域なら標高と言い、僕の嗜好と言い 加島が最適解な筈です。
ただ航行面での安全を考えると、鞆方面に抜ける約2km幅の水道を
漕ぎ抜けるのが結構イヤな感じなのです。
というのも花火終了が21:15なので、加島までだと1時間ほど
観覧場所から真っ暗な中を漕いで帰る事になります。
暗闇が怖い訳ではないのですが、物理的に船舶に衝突されそうで怖いんですね
下の図の黄色いライン①の鞆方面行きと ②の因島方面行きの航路です。
安全対策として、パドルの両端と 自分の両手首に白色のサイリウムを巻き付け、
帽子の 背面からLEDのカンテラを下げて、帽子のツバ部分には前照灯を付けて、
 精一杯の自衛はしますが、不安は不安です。
かと言って「候補地B」とした、上江府島の浜は水没が怖いですし…
ここまでがプランだった訳です。
ルートの当初プラン

さてアクチャルです、26日(土)のタイムテーブルは以下の通りでした。
変更後
「12時45分に終業、家族で昼食を取り(at 福龍さん、鶏唐ウマー)
 13時20分に出発、14時05分に浦崎港に駐車&カヤックを降ろしパッキング」

「→ 14時45分に加島に向けて出港」
もう少し手早く用意出来たのですが「体温以上じゃねえの?」って日差しでしたので
あえてタラタラと、体温を上げないように作業、でも汗はダラダラ。

「→ 15時15分に加島着」
出港後、戸崎の岬を回り、そのまま南下後、浦崎半島を東に(オレンジのドット)。
某ヒッピーコミュニティの有る浜をスカウトした後、南下して加島に到着。
当初のキャンプ設営の予定でしたが、やはり航路(黄の実線)を跨ぐのは気味悪く
道中よさ気な浜が有ったので、花火の帰路での事故回避の為、キャンプ先を変更。

「→ 15時40分変更先に上陸、16時40分設営終了、観覧場所へ出発」
向島の女法崎の東岸に有る浜に移動(赤のドット、下の写真はその浜&テント)、
花火終了後の自分の動線が航路を跨がない事と、
小高い浜なので水没の心配は無い事から、泊地に決定、設営開始、暑い!
40分ほどで設営は終わりましたが、あまりの汗に海で行水、そのあと着替。

観覧場所への道中は、弱い追い潮で予定通りの船足を確保できました。
潮止まり寸前の時間帯だったので、大潮にも拘らずヤな感じの波 うねりも皆無。
なお観覧場所への航跡は(赤の実線上を往復)としました。

「→ 17時10分観覧場所着、しかし殺風景過ぎる為 渡船場をスカウトに行く。」
17時頃打ち上げ場所の横を通ると、丁度試し打ち上げを始めました、デカイ音です。
海上打ち上げ台
試し打ちの花火
スカウト先に行って見ると こちらの方がイイ感じな為、帰りの強制待機には目を瞑り
観覧場所を渡船埠頭の西の浜に変更して上陸します。
上げた浜より写す
 
色々と現場合わせで変更しましたが、よさ気な場所が見付かったので結果オーライ。
そんなで埠頭横の浜に上陸し、渡船場の自販機で冷たい飲み物を購入。
小さな浜なので花火終了まではDRYな状態が保たず水没するでしょうが
花火開始の19時30分までの待ち時間中は、足を伸ばさせて貰う事にします。
ウクレレを爪弾き 飽きたら本を読み、時間を有効利用させて頂きました。
腹が減ってきたので、19時にカップラーメンで腹拵えをします。
日没は19時13分なので、花火の開始時間の19時30分に近づくと
なんだか中年男の胸も ちょっとザワツキます、何しろ一万三千発ですから。

そして打ち上げ … 

出だしが、まだ明るかったのは残念でしたが、49年生きてきて初めて ってな感動でした
バラキさん、ご一緒できなくて マジ残念です(来年は是非)。
京都にいる頃に見た、びわ湖花火大会も素晴らしかったですが、
この至近距離で この規模の花火大会は、かつて経験した事が無かったですから、
特に目の高さで見る事が出来た、スターマイン系の演し物の迫力がスゴかったですね。
 
 
(カヤックの上から撮ると、どーにもブレます…)
いや僕は幸せ者です、快く行かせてくれた山の神と、娘キノコに感謝です。

105分に渡る夜空のショーが終わり、ここから30分が強制待機時間です。
サイリウムを取り出しパドルと手首に巻きつけ…
そうだ ライトアップされたクレーンがすぐソコじゃん!と思い出しました、
ただ待っていても時間が勿体無いので、早速行動開始です
(打ち上げ場所から出ている赤いドット)。
打ち上げ場所近辺の岸傍は潮流の影響が薄く、漕ぎ上がっている感は有りません。
… いや クレーン良かったです、写真も一杯取りましたです、でも全部光量不足と
通過する船舶の引き波で 手ブレが酷くて使いもんになりませんでした 残念!!

そうこうする間に「通ってエエよ」と海保さんからのアナウンスが入ります、
意外と福山方面に向かう船は少なくって、パっと見て10隻位でした。
エンジン付きの舟達が行ってしまった後を、タラタラと漕ぎます。
尾道大橋までは周囲が明るい為、海面の状況も見易く、また穏やかでもあったのですが
ルート図を見て頂ければ判るように橋の所で水道は「クネっ」と曲がっています。
潮速の最速時間から間もない帰投時刻だった事も手伝ってか、
はい御分りですね、予想以上の荒れっぷりです、バウ喰われまくり、スターン振られまくり、
しかも何かパドルがミシミシいいます、見ると亀裂が!先週の長漕ぎでヤッちゃったのか?
さらに悪い事にこの大潮は新月の大潮、星が眩しく思える位の闇夜です、
さらに橋の手前位から、目立って民家や商店が減り、水面への反射光も無くなります。
最悪ハンドロールすりゃあ良いだけですから、どって事無いといやあ そうなんですが、
パドルを気遣いながら「おっと」「あらら」「うわっ」を繰り返しての、不慣れな夜の漕ぎは
あまり楽しめるモノでは無かった事を正直に白状しておきます。
ここから水道を抜けきるまでの2km足らず、時間にして20分ほどかな?で
結構 体力って言うより、気力を削られて、はようテントでコーヒー飲みたい~でした、
到着したら結局、コーヒーも飲まずに、スグ寝入っちゃいましたけど。

翌朝は例によって目覚まし無しでAM5時に勝手に目が覚めます、ジジイやねえ。
パンとオレンジジュースの朝食を済ませて表に出ると、昨日の暑さが嘘のような
さわっやっかっな日曜ぅ by 田中星児 って感じの夜明けです。
田中星児

折角早くに目が覚めたのだから、暑くなる前に撤収用意だけでも済ますか と
セコセコしていると、なーんか嫌な風が吹いてきます。
予報では9時~昼過ぎまで崩れる可能性が高いとの事でしたから、
出港場所に一旦戻りキャンプ用品一式を車に戻して身軽になってから
練習をしに 加島にでも向かおうかと算段します、
これはたった1.5kmほどの距離でキャンプしたからこその判断でした。
結果から言えばコレが幸いしました、用品を積み終わった頃にポツポツ降り出します、
あーやる気無くなった、カエロカエロ と、着替え終わって 艇をカートップすると、
まるで待っていたかのように雷を伴って本降りに、間一髪セーフ のタイミングでした。

そんなで予定していた練習が出来なかったのは心残りでしたが
「良いものを見れて」「初めての夜間航行もして」「雷雨に遭わずに済んだ」となれば
コレはもう、出来すぎの週末って言っても良いように思えます。
キャンプした割には 土産ナシ 距離もナシ の、僕のソロにしては珍しいツアーでしたが
まあこんな週も有るって事で。

記録:キャンプ8/10泊 ・ ぷかり22/30回(漕ぎのカウントは心苦しいけど…)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
なかなかのドタバタ劇でしたね。
少なくとも、夜の潮流漕ぎは絶対避けたいです。おー怖。
バラキ 2014/07/29(Tue)23:04:18 編集
無題
特にパドルがミシミシ言う点で、怖さもひとしおでした。
針屋 2014/07/30(Wed)22:09:27 編集


<< 漢方基礎1「イントロ」HOME連休には 連休にしか出来ない事を! その2 >>