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広島・岡山 での シーカヤック & その他 を記録します。
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プロフィール
HN:
けいた
性別:
男性
職業:
職人
趣味:
カヤック ウクレレ ピアニカ 漢方
自己紹介:
後期中年の自営業
3シーズンは 海にキャンプへ、
冬は おうちで漢方の勉強、
そんな日々を過ごしています。
今の愛艇は ノーライト シオン。
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復路です。
昨夜キャンプ地に向かう時は真っ暗だったので分からなかったのですが
道中海岸線の向かい岸に「虫に助けられた」小島でのキャンプ場と、
来島の造船所が見えます、なんだか沖田艦長の心持ちです
「何もかも懐かしい…」 それを横目に糸山から来島大橋に乗ります。
 

早朝に出発した上、先を急ぐでなし、来た道を戻るのも芸の無い話なので
大島では東岸に沿って大廻りします。
先にも書いた通り、オズの魔法使いの黄色い煉瓦道のように
しまなみサイクリングのお奨め順路には
下の写真の様に漏れなくブルーラインがプリントされていて、
これが無くなれば道を外れた事が一目瞭然です。
でも今回の様に 自分から道を外れたルートを選んだ場合でも
しまなみはバックアップしてくれていました。
「あんた達この辺にも来るでしょ?」ってな所に
現在場所に、主要な見所の方向と距離が詳細に書かれた案内板が
数多く設置されているんですね、コレに何度も助けられました。


ただ観るべき物は特に無くって「無駄足だったか…」と思っていたら
さすが今治です、ありました~ 素敵な出会いが!!
曰く「あんた金の使い方 まちごうとらんか?」って建造物シリーズ。

これ ↑ 今治城の天主ではありません

一般の(多分)方が日常を過ごしてらっしゃる普通の御住まいです。
一見「城でしょ?」って出来ですが、窓が一般用サッシですbyYKK。
もー 今治の人ってば、母絵夢の本社といい、コチラといい …好き…

で、ついでに前回食べられなかった「サザエ丼」を食そうと
開館時間の9時ぴったりに村上水軍博物館に再訪…したのですが、
なぜか9時20分になっても食道のスタッフが来ない!
しかも受付のお姉さんの話によると すぐに食事は用意できず、
出せるのは軽食程度との事だったので、それならいいや と 次の島に。
そんなでここではリベンジならず です、残念。

そして次の伯方島への道中、往路でも撮った岸近の渦を見てみると
今回は前回とは逆で北流の為、随分違った渦の出来方です。
北流の方が檄潮と聞いていましたから、どれどれ と能島を見てみると
確かに強烈ですね、海が一部凹んで見える位ですから…
ああ やっぱりこの辺は面白そうだなあ~ また来たいですな。



伯方・大島大橋に乗り、見近島を横目に伯方島に渡ります、
ここでも反時計回りに、海路の後を再訪します。
まず最初に出て来るのは 船折瀬戸です。
最大潮流時だったので、なかなかよく流れてはいましたが
例の「ヤヴァイ」渦共は、海峡の向うに見える鵜島の間近で
発生している為、上手く写真には収められなくって 残念!
でも肉眼ではヤヴァヤヴァなノリがしっかりと観察出来ました、
やっぱコエ~!

次に 津波島でキャンプした際に買出しに訪れた「今治デパート」に。
小腹が減ったので、美味しかったエビフライを探したのですが、
朝の内は無いんよ 夕方に作るの、との事で食せず、残念。
代わりにジャコ天フライを買ったのですが、後期中年の胃袋には少々…
コレ油っぽ過ぎやでオバチャン!
でも期待せずに買って帰った、地場のデコポン100%ジュースが
凄く美味しくって満足!次は箱買いしようかって位です。
あと日本食研の焼豚卵丼のタレも売っていて、今回はここでGET。
  更に 沖浦ビーチに向かったのですが、
陸路だと非常に分かりにくい場所です、島の端のさらに端って風情
そりゃあ携帯の電波も繋がらない訳だよね と納得。
でもじゃあ あのヨガの一団は、どっから来たんだろ?と悩みますな。
そこからゴミ処理場の横を抜け、伯方港を通過し、木浦港で左折。
ここから反時計回りに 先週カヤックで漕いだルートを眺める形で
海岸線を大三島橋に向けてスクーターを走らせます。
 

橋を渡って鼻栗瀬戸を見てみると、様子が往路とは全く違います、
この度は南流なので、あの時とは逆ですが、チョー激流です。
「そうそう こんな感じになってて、エライ目に遭ったんだよ~」
と遠い目をしていたらですね、ここで大チョンボ!

本当は大三島では時計回りに走って、
先ず島の南西隅の「大三島ふるさと憩いの家」を見てから、
「伊東豊雄建築ミュージアム」「ところミュージアム大三島」と見学し
「マーレグラッシア大三島」でタラソテラピーと洒落込んだ後、
大山積神社の前の「御食事処 大漁」で昼食にする筈が…
何をボーッとしていたのか、反時計回りにショートカットして
とっとと生口島に渡ってしまいました、何やってんだよぉ 俺の馬鹿!
つまり「伯方→大三→生口島」の順であるのを(下図橙の点線)
なぜか「伯方→生口→大三」と勘違いしてしまったんですね。

なので大三島を すっ飛ばして、ボーっと多々羅大橋を渡って、
生口島に着いたのを大三島と思い込んで時計回りに周って
先週の泊地への案内板が目に入ってやっと気付くと言ったお粗末加減。
再度 大三島に戻る気力は無く、改めて生口島を反時計方向に周ります。
「そう言えば、先週もこのエリアで勘違いから迷う所だったよな」と
自戒を込めて左の写真をパシャリ。
備忘録的に書いておくと ロードミラーポールの所で曲がるべきなのを
写真右端の漁船の写っている岬で曲がってしまったんですね。
ショボンヌな心とは裏腹に、空は あくまでも青く、海は澄んでいます。
右の写真は生口大橋の上から見た 鶴島と生名島の海峡部分です。
 

橋を渡れば因島です 時間はまだ11時前、本当なら大三島の大漁さんの
店の前に置いてある予約ノートに名前を書き込む時間ですね。
うーむ、村上水軍博物館のサザエ丼は スルーでも良いとして、
大三島との間に新たな遺恨が発生しました、これはいつか成仏ささねば…
そんな事を思いながら「はっさく屋」さんに、いつものごとく買い出しに。
秋も深まった為はっさくのコンディションが良くなったとの事で、
テンコ盛りの はっさく大福がショーケースの中で自己主張していました。
やはり んめ~ですな。
あとJAに出荷できない基準外れのミカンが 一袋100円で
近所の蜜柑農家さんからの委託販売との事で並んでいました。
期待もせずに1つ買って帰ったのですが、これがまた美味い!
今度は4,5袋買って帰ろう… それには積載量の更なる∪Pが必要ね…

そんなで11月の最初の連休は、中々充実した日々を過ごせました。

《今回の宿題》
1)ハイスピードプーリーの組付け
2)スクーターの更なる積載量∪P
3)大三島を周り尽くすべし!
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11月3日の続きです。
来島大橋からのプロムナードを降りると R317です。
この国道に乗ったまま、今治市役所を越えて右折、R196も越えて…
さてタオル美術館に向かうのに左折する信号は、2つ目 それとも3つ目?
 不安に思ってナビを出そうかどうしようかと思った瞬間に
「タオル美術館 後10km」の でっかい看板が!おお~ 助かった。
あとは広域農道を真っ直ぐに行くと… 見えてきました!
周囲の田園風景から えらく浮いている洋館 これが目的の場所のようです。
こうして実際にサンライズ糸山から走ってみると、結構な距離です、
もしあの時ここまで自転車で走っていたら、カヤックでの帰路は
バテバテになっちゃって全然楽しい旅路にならなかったかも知れません。
となると、借りられなかったのは 実は天の配剤だったのかも、
そう思うと今治の地では、初回は小島で枝みたいな尺取虫に、
2回目の前回は糸山での長い行列と 事務処理の遅さに助けられたのかも。
ってな事を考えながら、時計を見ると16時前です、
土日は20時まで閉館時間を延長している為かもう夕方だというのに、
まだ続々と車がバスが Pの案内看板に導かれて入っていきます。
通常のPは一杯な様で、第2 第3駐車場の方に誘導されていましたが
僕はスクーターなので一番近い駐車スペースに、ラッキー!
ちなみに隣は大阪の吹田ナンバーでした まあ遠い所から…


日が暮れる前に外回りを見物しましょうと、まず「ムーミンガーデン」に。
これは長い外階段を上がって4階にあたる場所に広がっています。
入り口で出迎えてくれるのは勿論この方です。
そして分かりにくい写真ですが、この方を模した素敵な花壇も有りました。


庭をグルっと回った後、館内に入ると 直ぐ左手に等身大?のこの方が。
その更に奥に 有料エリアであるギャラリーの受付があります。
中に入ると先ずタオルの製造実演エリアでした、ロールであの方が…


階段を上がると お目当ての「ムーミンの世界展」エリアです、
上がりきった踊り場でムーミン、リトルミイ、スナフキンが歓迎してくれます。
そこから左に伸びる通路に沿って、ムーミンの世界が広がります。
向かって右側は実物大タオルオブジェでの 幾つかの名シーンの再現、
向かって左側は40mもの超特大タペストリーが展示されていました。
僕の幼馴染の父君が西陣織のパタンナーをなさっていたんですが、
その難しさや苦労を よく伺っていたからなのでしょうね、
このタペストリーには ただただ圧倒されました、3往復しました。
 このエリア後半はトーベ・ヤンソン氏の作品展で
恐らく元はリトグラフであったらしき作品がタオルで表現されていました。
そう言えば 僕の幼稚園の頃の理想の女性は
このミムラ姉さんだったよなあ… 初恋の人に会った様な感じ。
 あと オサレ系にゃんこ柄や、ジオング いやいやジュディオングさんの
版画も展示されていましたが、さほど興味がなかったので ここでは割愛。
外に出て、4Fに戻ってショッピングエリアでムーミンものを少々と
さらに3Fに降りてアウトレットエリアで素敵なマフラーやバスタオルを
持って帰れるんか?って位 買い込んじゃいました、だって安いんですもの。



結構長居したようで 帰ろうかと外に出ると薄暮な感じです、
時計を見ると17時30分、日没を過ぎていました そら暗いわ。
では夕飯を摂って、キャンプ地の大浜海浜公園に向かいましょう…
なのに 伊予三芳駅の周辺で曲がる所を見間違えて4kmのロス、
ショボンヌな所に 昼食の量を抑えたせいで 腹の虫は鳴き出すし
しかも雨までパラついて来て、気持ちはいよいよブルーに…
オイラ泣いちゃいそうだよ でした。
走行距離も200kmを越えたので、スタンドで給油しがてら雨宿り。
10分ほどで少し雨足が穏やかになったので、再出発。
ひたすらR196を走り続けて、目当ての重松飯店に18時過ぎに到着。
今回は750円の焼き豚卵丼と漬け麺のセットを頼みましたが
やはり外れ無しですな、おいしゅうございました。
19時前に店を出ると雨は上がったのですが今度は風が出てきました。
R317から海岸線の道に入り、真っ暗の中キャンプ地に向かいます、
ほぼ一本道なので迷う事は無い筈なのですが、
おおよそリゾートっぽくない雰囲気に「ホンマに合ってるんやろか」と
先ほど道を間違った前科が有るだけに 段々不安が広がります。
大きな三叉路に差掛り、細い方の道に行くのが正しい筈なのですが
不安に耐えかねてナビを取り出すと… なーんだ やっぱり正解じゃん!
でも確認しなければ到着まで不安で一杯だったろう事を思えば
やはりハンディナビは、お守り以上の存在ですね。
炭水化物が多いな…

さてキャンプ地に着いた頃になると、風は段々強さを増してきました。
バイクに乗ったまま下図の①とキャンプサイトに進みます、
先客らしき大き目のテントが炊事場の向こう側に 一張りみえます。
僕も何はともあれ と炊事場を挟んで彼らの反対側テントを張ります。
と言うのも炊事場だけあって、火の粉が飛ばないように
風の影響が少ない場所に作られているようなんですね。
バイクから荷物を全て降ろして身軽になったので、ちょっと探検。
ここ一帯が海浜公園なので とりあえず一周してみようか と、
この大浜の山頂に設置されている 潮流の向き等を知らせる電光表示板を
見に行こう って話です。


バイクに乗って 上右図の②の経路で「潮流信号所」に向かいます。
道中は茂った雑木が防風してくれたおかげで問題なく進めましたが、
信号所の手前で伐採されていた為、不意の横風で山側によろけます。
そりゃあ当たり前の話で信号なんだから「極めて見通しが良い場所」
すなわち「思いっきり吹きっ晒しの場所」に施設しますわなあ。
まあ風は強いんだけれどもね と、 折角周ろうと決めたのだから と、
半ば意地になって半島の向う側にも行くべしで③の経路を取ります。
ところが丁度「③」を書いた場所が峠&吹きっ晒しになっていまして、
しかもボゥラアレィってなもんで 西風だった為に
峠の向こう(西)はコチラに倍するかと思われるほどの強風です。
吹く度にバイクが転びそうになります、それって15mクラスだそうな。
それでもここまで来たのだからと、完全に意地になって
海ッぷちまで行きましたが…
風はドぎつい、波飛沫は掛かる(汀から20m以上有ったのに)、
おまけに周りは漆黒の闇 マジ怖かったです、後悔しました。
こえー と呟きながらgdgdで④の経路でキャンプ地に戻ります。
 泊地に戻って暫くすると30がらみのカップルが駐車場の方から、
大型テントの主さんの様で どうも風呂屋に行ってらしたようです。
邪魔しちゃいかん と、少し離れた所で梅酒と ウクレレを1時間ほど。
酔いが回ってきたので22時前にシュラフに潜りこんだのですが、
彼らずーっと喋ってるんですね、女子中学生か!ってくらい。
それが耳について起きては寝、起きては寝を繰り返し
ようやく止んだのが日付が変わった 1時過ぎ…ええ加減にせえよ。
風力が伝わります?

そして年寄りの朝は早いんですね、6時前に勝手に目が覚めます。
夜明け前ですが まだそんなに寒くなくて助かりました。
風が強かったせいか露は全く降りておらず、呼気の結露だけを
フライを裏返して拭ってから スクーターに掛けて乾かしておきます。
沸かした湯でコーヒーを入れ、朝食のパンをモソモソ食べていると
日の出が… をを… きれいじゃん、この景色を背景に撤収準備です。
片した尻からバイクにパッキングできるので、カヤックに比べて楽チン、
時間にして30分位短くて済みました。
そんなで7時丁度にキャンプ地を出発します。


長くなったので もう一つ続きます。

「追記」
タオル美術館の在地である「朝倉」…どっかで聞いたなと思ったら、
ああそうだ、SuperFlyこと越智志帆さんの出身地ですね。
でも特にアピアランスらしきモノは無かったんですよね、
ガンガンとポルノグラフティ押しの因島とは温度差が有ります。
これが「県民性の違い」って奴でしょうか。

続きです、そんなで今回は、行き当たりばったりなキャンプでしたが、
一応スクーター自体は少しだけ「段取りして」あったんです。
と言っても、
積載量を増やす為:自作のフロントキャリア&33㍑のリヤBOXを装着
体力の消耗防止に:ハンドウォーマー(カブ用)& ポリカの風防
これらを取り付けた程度ですけども。
ホントはさらに積載量を増す為のサイドバッグ取り付け用ステーを付けて、
大きな国道を安全に走れる様に 駆動系をイジっておく予定だったのですが
これらはまだ手付かずです、いうたらこの状態 ↓ 未完成の見切り発車です。
しかもなんともオッサン臭い装備なのですが、その分実用性はバッチリで
これでも随分積めたし楽でしたが、完成した暁には2泊位は余裕な筈です。
その辺り(スクーターキャンパー)の事はまた後日 備忘録的に書きますが、
ここでは11月の3連休の顛末の「今回は原チャリツーリング2」を…
「足がない…」のシーン

さてそんなで2日の昼前に原チャキャンプを思い立って
浮かんだ案は「これまでカヤックで周った場所への再訪」でした。
ならば… どうせなら行きたかったのに行けなかったココにアソコ、
残念だったその思いを成仏させに行こうじゃないか!って事で、
その結果 取る旅路は「しまなみ海道から今治へ」となりました。
そして全くのノープランでは取りこぼしだらけになりそうなので
ざっと段取りだけは以下の図の様に組んで見ました。

さてそうと決まれば早速準備です。
小さなスクーターにキャンプ用品一式を積み込む訳ですが、
収まりが悪くて荷崩れしたり、最悪 走行中に落としたりで、
他車の事故の元になっちゃったら洒落にならないですから、
何処に何を収めていくか、これがカヤック以上に大事です。
しかも荷物の量に対してギリの積載量しか確保出来ていない為
適当に詰め込んで行くと収まりきらなくなっちゃう訳です、
で、あーでもない こーでもない で意外と時間が掛りました。
やっとこ何とか格好がついた所で… 思い出しました、
ガソリン携行缶に中身を入れてない。
偏見かも ですが、街と郊外では時間は流れ方が違うように思います、
だから3連休ともなればスタンドが軒並み休んでいる可能性も濃厚です。
そしてこのスクーターのタンク容量が5㍑足らずなものですから、
いくら燃費が良くてもガス欠の不安が無くは無い って事で、
携行缶に予備のガソリンを持って行こうね と思っていたのに
肝心の中身を入れ忘れていた事を 準備が終わって思い出しました。
大急ぎでスタンドに行き、ここでまた携行缶の置き場所に悩まされて、
結局出発出来たのは11時20分でした。
こんな感じで搭載しました

これまで しまなみ方面に行く時はいつも自動車でしたから、
赤坂から先は自動車専用道のバイパスに乗れましたが、
今回は原付なので自動車道に乗れない為、下道から尾道を目指します。
とは言え 腐ってもR2、一桁国道ですから結構な通行量な訳です。
そして流れは50km/h台ってノリですが、これがキツイキツイ。
アクセル全開でも55km/hまで届かないバイクですから
全く余裕がなくって怖い思いをしました。
今後は多少時間がかかっても、可能な範囲で 裏道を選んで移動した方が
精神衛生に良いかもしれません。
この辺りはハイスピードプーリーを組んでから再検証したいと思います。

さて尾道大橋への入り口に、ココまで約23km 時計を見るとズバリ正午です。
向島に渡り 反時計回りに約11kmいつもの立花の出港場所を横目に
この橋だけ何故か上下2重構造の、因島大橋の入り口を目指します。
なお橋へのプロムナードは自転車&歩行者と、原付は分離されていますが
橋上では同一レーンに統合されます。

因島に渡り 反時計回りに海岸沿いに土生の町並みに入ると
自転車の数が少し増えてきたように思われます、
やはり しまなみ海道の人気は鉄板ねと思いながら
町並みを抜けてすぐの生口橋へのアプローチに登っていきます。

生口島大橋は比較的短い橋なのですが、ここで急に雲が切れ
日差しが心地よく差してきて、おかげでい~写真が取れました。
この島でも同様に反時計回りで進みます。

まずは先週行けなかったドルチェ本店へ夏以来の再訪です。
本店で食すなら現地モノフレーバーでしょ?って事でシトラス系の2種盛り。
でもこの ↓ 空模様です 正直言うと 寒い…

食し終わり、黄色く塗られた高見橋、独特の島影の 瓢箪島を眺めながら
先週のキャンプ地サンセットビーチを横目に平山郁夫美術館を過ぎ、
多々羅大橋に乗ります。


橋を降りると大三島です、島自体は大きな島なのですが、
四国へのルートについては、非常に短くショートカットされていて、
古城島の横を過ぎれば直ぐに次の大三島橋のアーチが見えてきます。
この橋の下が「例の」鼻栗瀬戸ですが、時間が潮止まり間近だった為に
どって事ない「ただの海峡」でした、あんだけキツい目に遭ったのになあ。
ただこの時点で速度規制が掛かるほど風が強くなってきました、
歩行者&自転車道路が通行止めになるか心配でしたが、
幸いその規制は発動されませんでした。

次の伯方島での陸路も短いのですが、時計を見ると14時過ぎです、
流石にお腹が空いてきたので、ザグザグの看板に惹かれて買出しです。
ここで腹の虫押えと、明日の朝食を買い込みます、カヤックと違って
バイクでの陸路はこう言った途中での買出しが可能な点 楽チンですね。
ザグザグを出て少し走ると伯方ビーチです。
前回この前を海路で通った時は18時過ぎだったので
既に全ての施設は閉店した後で人気がなかったのですが、
今回は大変な賑わいだったので、それに惹かれて ちょっと覗いて見ます。
あら 食堂の入り口にデカデカと「焼き豚卵丼!」のポスターが、
そう言えば ここはすでに今治市なんですね、でも重松飯店のの方が美味しそう。
あと本当なら「しおソフト」でも食すべきなのでしょうが、もうアイス系は充分です…
外に出て浜を見ると結構波浪も出て来たようです、
さっさと四国本土に渡りましょうと更に少し走れば次の大島橋が見えてきました。

この橋の真ん中に以前キャンプした見近島へのアプローチが有ります。
をを懐かしいと 少し寄り道、前回は海からのアプローチでしたから、
今回の橋からの進入路は初めてです、意外と細いツヅラ折りを下ります。
やはりいいキャンプ場ですね、でも今回は無人 今から集まりだすのか?
時間に余裕が有るので前回気になっていた島の奥に行ってみると… 
橋をくぐるトンネルが有って、ソコを越えると小さな浜が有りました。
見近島の北岸は満潮時に砂浜が消えてしまうのですが、
こちらの浜ならそんな時も上陸可能っぽい感じです、要確認ですね。
来た道を戻ってみると、…おや?60過ぎ位のお歳の熟年カップルが
新型のクロスカブに跨ったまま地図を覗き込んでいます。
どうしました?と尋ねるとこの下の島に降りたいが…と。
今僕が上がってきました こちらですよと先導します、
前を通ったけど見落していたとの事、確かに分かり難いと言えばソウかも。
やあやあ ありがとう と、カップルがアプローチに降りて行くのを見送り、
僕も大島に向かいます。
 

大島での陸路は道中で最長です、まず海岸線を進みます。
能島を抱く宮窪瀬戸を横目に進みます、やはりエグイ!ボイル湧きまくりです。
能島界隈の海況は僕のド近眼でははっきりとは見えませんでしたが、
岸近のこんな所でもコレ ↓ ですから、おそらく大概な状況なのでしょうね。
 
宮窪瀬戸の渦、面白かったよなあ、もう1度きたいな と思いつつ
フェリー乗り場で右に折れ、8kmほど山の中を進むと

いよいよ最後の来島海峡大橋の登り口が目の前に現れました。
正直言ってカヤックで来た時は、その激流っぷりと、
海峡(全然『峡』じゃない!)の広さにウンザリしたものでしたが
こうやって橋を通って眺めると、絶景としか言いようがない景色です。
そしてこれは武志島と毛無島の海峡の写真なのですが、
島の岸が 削れてる削れてる…さすが激流エリアです。

橋を渡りきると例のサンライズ糸山です。
建物の前に立つと、あの時の悔しさが蘇り つい下品なマネを…。
ここからはまさにNOPLAN、さてどうするかと時計を見ると15時前、
よっしゃ、じゃああの時行けなかったリベンジや!と
20km先の タオル美術館に向かいます。

長くなったので 分割します。
高校の授業で経済学を教わっていたのは
もう30年以上も前の事なのですが、
なぜか今でも覚えているのが「資本は有限、欲望は無限」。
資本主義のメインテーマの一つですね 時は急ぎ足で byひろこ。
言うまでもなくコレの意味する所は
「だから経済学を学んで最適解を導こう」なのですが、
「欲望を無限にするからシンドイんよね」
「別に身の丈に合ったものでいいじゃん」と僕は思っていました、
まあ 覇気がないって言うか、妙に悟り澄ましたガキだった訳です。
とりたてて世の中を斜に見ているつもりは無いですし、
どちらかと言うと 常識人の態を装っているつもりですが、
色んな意味でガキがそのまま歳を喰ったのが僕ですから、
人と同じでないと不安 とか、人の目が気になる なんて
そんな上品な育ちは していない訳です。
でもほらアナ雪の エルサも歌っているじゃないですか
「ありのままの自分になるの わたしはじゆうよ」って。
…自由は生きてく上で大事ですよね?だからこれで良いかな と。
   これ。

で 何の話かというと スクーターの話です。
こんな僕の立ち位置は、関西で言うところの「へんこ」
つまり「迷惑は掛けないが EXSTREAMな存在」です、認めます。
そんな僕ですから、大排気量のバイクを使ってのキャンプ、
このやり方の方が正統派だって事は百も承知なのですが、
イマイチ感動が生まれないんですね。
当たり前の事が当たり前に処理される、予定調和的な安定…
これはもう日々の暮らしで十分堪能してるじゃないですか と。
「おもしろい遊び」って 特に外遊びって、そう言った
日常からの逸脱って要素を多分に含んでいる様に思うんですね。
で、そんなディストーションが掛かった僕の志向で
「街乗り専用だよね」って風情の50ccを眺めていると
「これでキャンプに出たら、オモロそうやなあ」と…
まあ、いかにもな話な訳です。

そんなでこの11月第1週の外遊びはカヤックではなく、
原チャリツーリングキャンプになりました。
でも実は カヤックの時みたいに周到な計画ではなかったんです。
そもそもこの3連休は晴れたらカヤックでのキャンプを
芸予諸島方面で楽しむ積りで計画を練っていたんですね。
ところが連休初日の土曜日は雨、しかも風邪気味だったので
無理するこたぁない と中止、事務仕事を消化して終えたんです。
翌日曜日、カヤックキャンプに出る気になっても対応できる様に
いつもと同じ6時に起きたものの、天気も体調もイマイチ。
朝食を済ませてダラダラしてると段々外が明るくなってきました、
時計を見ると10時、カヤックじゃキャンプは無理だけど
バイクでなら今から出ても十分間に合うなあ… よし行こう!
何かで都合が悪くなったら引き返せば良いだけだし
イザとなれば 男一人受け入れられる安宿くらいあるでしょ?と
極めて行き当たりばったり 思い付きの出まかせな計画でした、
まあ陸路だからこそ出来る、呑気な話ですが。

ちなみに そんな僕の座右の銘は「いいかげん が 良い加減」です、
理想の人物像ですか?無責任シリーズの植木等さんです、
トニー谷さんも好きだけど、頭の良さが目立って少し窮屈かな。
 

実際の旅行記は次回以降に 続きます


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